0 4 ' 0 8
月齢16歳の月が綺麗だった
台風の残した雲の隙間から覗く明りは青みを帯びた白で涼やかだ
南国の気配を感じさせる空気の中を
静かで冷涼な北の風が静かにわたる
すこしほろ酔わせる薬剤の効果が、季節の映ろう狭間で私を溶かしてしまいそうだった・・・
今朝午前9時、3年8ヶ月飲みつづけた組合せから、新しいカクテルへ移行した
4剤は同じままだが、一日1回で良い・・・
きのうの夜、12時間前にナントも言えない別れをした
それまで一日2回会っていた2種類の薬
2種類4カプセル
白と茶色
ずっと私を守りつづけてきてくれた
飲まなければ死んでいた薬
今までありがとう
また飲む時は、よろしくお願いします
薬相手に、ひとり心の中で感謝した
そして、薬箱の中から取り出し、新参のボトルを入れた・・・
新しい組合せは、4剤6錠だ
それだけで良い
食直後という守り事があるので、食事の後に何はともあれ飲む分をボトルから振り出して一気に流し込む
いつもコップ一杯必要だった量からはウソのような気がしてしまう水分
コップの中に飲み残した
それからしばらく、30分くらい経った頃
頭の中がぽやーっとしてきた
じーんと温かくなるように感じる
まるで、香港の街中で食べる亀ゼリーの食後と似ていて、次第にカーッとしてくるのだ
亀ゼリーは、亀を丸ごと薬草などと煮込み
それを小と大の器に容れて蒸し上げたものだ
亀から出るゼラチンが、ぷるんぷるんのゼリーのようになるので亀ゼリー
色は、例えると、いろいろな水彩絵の具を溶いた水の色
味は、体にイイ感じである
それに甘いシロップか、黒蜜をかけて食べたりもする
その甘くて体にイイ味がクセになるのも不思議だ
私はいつも小さい方、「しゃお」と言って頼む
大きさは中華に出てくる小丼くらい、それでもお腹いっぱいになるのだ
ちなみに、大きい方は吉牛の丼くらいあったりする
それになみなみの亀ゼリー
生クリームをトッピングしたくなる
そんな事を思い出して樮笑みながら掃除をしていると、亀ゼリーの食後状くらつきからふらふらっとするようになった
ちょうど酔っ払って足元がふらつくのと似ている
それが1時間後である
台風後の暑さも加わって、一息吐けばふら〜
もひとつ吐けばふらら〜
酔っ払いのノリで掃除をしながら歌なんぞ歌ってしまったりした、うぃっく・・・
暑い中の掃除が終わる頃、すっかりできあがっていたのは言うまでもない
ぽんや〜とした酩酊状態は、それから6時間は続いただろうか
その間、2階での家事やメールの返信などを済ませ、昼食を摂りながら録りためたものを観ていると
当たり前のように眠くなってしまった・・・
ベッドの上でしばし眠りこけた1時間、祖母が夢の中に現れた
何やらどこかに買い物に行く夢である
祖母が着るワンピースを一緒に探しに行くのだ
近所の店に行き、服をパタパタと品定めする
気に入った物を見つけた祖母はすぐに試着をし、私にも見せる
この服はこうやって着るんだよ、と私が肩の位置を直したりすると
嬉しそうに鏡を覗く祖母が言った
「これでもう大丈夫ね」
その言葉を聞いた私は何かが心の底に沈んでいくのを感じ
形の見えない自信を得た気がしたりもした・・・
携帯が、ジョージマイケルの曲をけたたましく鳴らし
まさに息を呑むようにして夢の世界から引き戻される
着信は彼からだった
「今晩さー、うなぎ食べたい」
夢と現実のギャップである
じゃ、魚屋に電話しとく・・・
短い会話をたたみ終え、しっとりと汗をかいた首をぬぐいながら気がついたことがあった
酔いがほとんどなくなっている
くらつきもふらつきもないのだ
・・・前にもこんな事があったことを思い出した
さて、今現在は二日酔いもなくこうしてメモを残している
今日一日で学んだのは、薬の酔いは慣れがいるということ
寝不足では酔いがひどくなるという事
胃薬もなくなったので胃酸の調節と食欲のバランスを考える事、だろうか
それに何故かお腹が減って仕方がない
1時間ごとに空腹感がやってくる
今日は我慢できずに夕飯のうなぎを食べた後、ポテチやアイスを買いに出かけて行ってしまった
そして、しっかりと食べ、今に至る
「デブまっしぐら」
私の買ってきたアイスを食べながら、彼がスプーンを咥えながら言った
お前もな
思っても口に出さず、飲み込んだ
2004年8月31日 午後 11:30:43
今日は一日雨
何やら金メダルがもうひとつ増えたようで
・・・オシッコしとけばイイのにねぇ
以前に、オーディオルーム化してきた部屋の様子をメモに残したが
いよいよその威力を発揮してきている
7.1ch
臨場感を超えた生の音が体を包みこむ
そして、信じられないくらい、いろいろな音を録音しているのがわかる
些細な息遣いや足音、髪飾りが揺れる微妙な音まで鮮明に聞こえるのだ
元々付いてきたコードから新しく買った太い物へ交換したのだが
たったそれだけのことで段違いの差が生まれた
低音や細かい音など、やはり情報量にあった物を選ぶべきなのだろう
さて、音環境が良くなった事もあり、手始めに何か観てみようという事になり
「ビクタービクトリア」のDVDを観てみた
この映画は、22年前に公開されたジュリーアンドリュース主演のミュージカルだ
売れないオペラ歌手が女装をしたゲイの男性歌手に扮装し成功していくという内容
数年前にブロードウェイで再演されている
ありとあらゆるテーマが盛り込まれた内容で、観終わった時のその充足感は何にも代え難くなる
まさに、パーフェクトミュージカルと言えるのではないか
そして、このDVDは、5.1chなのだ
観始めてみると、まるで映画の中に入ってしまったような感覚に襲われる
それまでのアンプやビデオテープで観ていた時には聞こえなかったセリフまで聞こえた時には鳥肌が立ってしまった
続いて、同じ作品の劇場版を観た
映画よりもやや老けたジュリーアンドリュースだが、そんなことよりもなによりも
実際に劇場にいると感じるほどの生感覚でひろがる音に、ただただ感嘆の声をあげていたりした
客席からの声が何を言っているのかわかる、咳払いは当たり前に聞こえるし
音の力でテレビの中の劇場の空気までスピーカーから吐き出しているのではないかと感じてしまった
ホント、すごいの一言だ
ただ、その爆発的な音量が住宅地向きではないのが残念だ
それから、彼はいろいろなCDを聴いていたが、どれもこれも今まで聴いていたのと雲泥の差、という感想を並べていた
もしホームシアターやスピーカーの音に疑問があるのなら、ぜひコードを太い物に代えてみてはいかがだろう、なんて思ってしまう
太い物は、やっぱりイイ
明日は病院に行く日だ
何もなければ予定の通り薬が変わる
そして、人にも会うことになっている
雨らしいし、今日よりかなり気温も高くなりそうだ
すこし気合を入れて寝なくては!
2004年8月29日 午後 11:59:04
なんだか毎日5時に起きている
別に目が覚めてしまうわけでもないのに、朝の5時にはコーヒーをいれていたりする
今週、彼は5勤だったが土曜日の今朝は田舎に墓参りに行くらしく
いつものように同じ時間にゴソゴソとしていたりしたので、ついでに私も起きてしまったのだ
なので、ぼんやりとした頭で一日過ごしてしまった
とはいっても、家事やら何やらと是又いつものようにこなし
おまけに、サイトのリニュ材料をこしらえたりして、いつもより頭がビンビンしていたりする
彼を送り出した後の玄関は、いつもより静かだった
さすがに大概の近所では土曜日といえばお休みなので、当たり前だの何とかである
ネコたちもしばらく寝足りない顔をしていたりして覇気がない
彼の墓参りでは、いつものように泊まってくると言っていたので食事なども自分の分だけと思い
ソーキを作ったり 有り物で献立を考えたりして
こんなもんでイイね、なんて言いながらちょっとだけ時間をルーズにすることにした
するとどうだろう、やる事成す事に時間の余裕ができるのだ
いつもと同じことをしているのに時間が余ってしまう
家事を終わらせてちらっと見た時計がお昼前だったりして、なんて贅沢、・・・使える時間が残っていたりした
こんな時は何をしよう・・・、リニュの素材をつくろー!
思い立つとまっしぐら、2時間がすぐに過ぎていった
そんな時にも、今頃どこにいるのだろう、なんて彼の事を考えたりする
午後2時過ぎ、遅い昼食を食べ、続きの作業をした
BGMには、オリンピックの中継をかけ流し、興味のある時だけ観たりして
是も又なんて贅沢、なんてほくほくしていた
夕方5時、すでに起きて12時間が経っている
素材作りもタイトルやバナーなどが一段落し、全体のイメージと来月のスペシャルの案などを考えたりしていた
すると、彼の車の音がした
???
れれれ?帰ってきたの?
泊まってくるはずなのに帰ってきたらしい
どこに泊まるかも知らないでいる彼の墓参りだが、今日はどうしたというのだろう、腹でも痛いのかな?
玄関を開けた彼はいつものように元気良く入って来てお土産を私に手渡した
なにやら食べる物もあったりして、スーパーの袋の中を覗くと牛肉が2パックと野菜がいろいろ詰め込まれていた
「すき焼き食べたくて」
腹が痛いわけではないらしい
私は作業の途中であったこともあり、かたを付けるまでカチカチとマウスを滑らせ
大急ぎで夕飯の仕度をしに階段を降りていった
ネコたちも彼が帰ってきたので起きたらしく、お腹減ったのーと鳴いていたりした
はいはい、そう言いながらふと見た茶箪笥から白い紙やビニール袋が垂れ下がっていた・・・
箪笥に入りこんだのだ
こらっっっ!誰がこんな事したっ!!
そう怒鳴ると、あおいがこそこそっとキャリングケースの中に隠れていく
主犯はアイツらしい
見ていない=現行犯ではないから、首根っこを捕まえて怒ることもできない
仕方がないので、私はそこの片づけをすることにして、夕飯は彼に任せることにした
さて、すき焼きである
彼は涼しくなってくるとこういう事をやりだす
イレギュラーな献立をするのだ
肉はオージーだったので柔らかくて美味しかった
ネギなども季節にそぐわない柔らかさで旨く、炒め物にと買ってあった空芯菜も意外な味で食べられた
最後には卵でとじ、材料はすべて完食である
ちょっと煮詰まって辛くなったりしていたが、今期初スキは旨かった
彼は満腹になったのか、10時過ぎにはいびきをかいて寝てしまった
ビリーも今晩は寝つきがイイ
また、いつものように一人で静かな時を過ごしている
空も雲で被われた一日の名残があり、いつもよりどす黒い
私はキーボードの文字を見つめ
打ち出されるモニターの文章に気持ちをシンクロさせている
それでも、言い足りないことは山ほどある
いつか言えればイイ
そのいつかはいつなのかわからないが、この一人でいる時の思いはこれから現されるはずだ
いつか、そうであれば安らぐのだろう
こんな時でも、やはり共にいるのは・・・・
2004年8月28日 午後 11:40:34
今日はリニュについて考えたり、画像をいぢったり
ネットを徘徊したりして、新しいページの構想を練った
未だに、テレビのようなモニターにちまちまと自分のサイトを表示したりしているせいか
見学させていただいたサイトのどれも観ても新鮮で羨ましいくらいにイイ感じだった
このままじゃ、という思いを何とかして形にするべく、年に何回かどっぷりとはまっているのだ
今がまさにその時、こんな感じがイイなぁ、が組み立てられている
そんなことをしていた午後のある時、突然YAHOO!のメッセンジャーがベルを鳴らした
父がログインしてきたのである
すぐさま私はキーを叩いてメッセージを送ったが、なかなか反応がなかった
うちのおぢいちゃんが遅いのかな、父がノロマなのかな・・・
どちらとも答えが出ないでいた
たしかに、PCのおぢいちゃんは昨今のモノよりも表示がゆっくりである
なので、このメッセンジャーが関の山なのだ
ボイス機能を使おうものなら、カキッといった途端に動かなくなってしまう
どれかキーを押してみても、「ピー」と箱の中のどこか遠い辺りで悲鳴を上げるだけで再起動するはめになる
それに何かしようものなら青い画面になったりして、空恐ろしい
だからしばらく、休憩を兼ねて眺めていたりした
「こんちわ」
待ちに待った言葉がそれである
まったく盛り上がらない
でも、せっかくの応答だ、そう思いなおして15分くらいだろうか
税金のことや宝くじの予想、そして傍若無人な世論批判を読まされたりした
以前と比べ、かなりタイピングにスピードが出てきているのに気がついたので
速く打てると楽しいでしょ、と送ってみた
「お前と打ち合うと息切れがする」
カワイイ事を言うものだ、なんて思っていたら
「じゃ、ばいばい」
いきなりである
私から何を送ってもナシの礫
ひとりになってしまった
寝る頃になって雨が降ってきた
あんがい強い
風の中には秋の音も混じっている気がする
今年の秋は、静かに暮れていきそうだ
2004年8月27日 午前 12:22:57
すっかり秋風だ
曇っていながらも季節が変わるのを感じる
もう、変わってしまったのだ
今晩の三日月にも雲がかかり、数日後の天気を予感させる
そのほとんどが空と同じ闇に隠れた時
べったりとはられた幕のように暗転した
これから月は太っていく
その光も日に日に強くなるのだ
真夜中の太陽、月明かりは心を凪ぐ
痩せ始めていた私の体も次第にだが体重が増えてきている
しかし、この身が減っていくのと同時に月も欠けていくのが不思議だ
月が欠けると排出傾向
月が満ちるとなにかと貯める傾向になるという
自分の意図しない作用も存在するのだと思うと、そんな事が気になるものだ
満月、月齢15歳は来週の30日になるらしい
それからはまた欠けていくのだ
この日は病院に行く日でもある
薬も代わることになっている
いろいろな意味で一区切りなのだろう
変わらずに流れていく時を眺めながら、一人の時間に慣れていくのだろう
もう空が真っ暗になってしまったよ
2004年8月25日 午後 10:39:01


またまたの蒸し蒸し
これでもかっという湿気である
今日は出かける用があったので、予定に合わせ昼過ぎになってから準備をした
持ち物なんかをひと揃えし軽くシャワーを浴びたが、その時に耳の中に水が入ってしまった
しばらく水中にいるような時の音がしたと思ったらもう右耳ではゴボゴボと音がしていたりした
こうなると、しばらく何かをするたびにこの音を聞くことになってしまう
やはり、時間に余裕を持って準備はするものだ、改めて痛感である
湿疹がイイ気になっている、出たがりはシブトイ
今は見つけ次第、炎症を止めているが、数が多くなると炎症を見逃すことがあり、しっかりと色素沈着をしてしまう
まあ、それはそれで仕方がないと思っているので、睡眠休息栄養のバランスを感じながら上手く乗り切りたい
体重が増えた、66キロになった
体脂肪はあまり変わりがないので、おそらく筋肉が増えたのだろう
4年をかけての筋肉増強がやっと手応えを感じられるほどになってウレシイ
でも、これも何かあった時の予備としての意識もあるので余力を貯めておくタンクの管理は必要だ
生まれて36年、今ほど体の大切さを感じている時はない
ちょっとしたことでタンクにヒビは入り、中身がすっかりなくなって干からびてしまうのだ
その修復には歳と共に時間がかかるようになってきている気がする
自分で治すにはとどかない所もあったりして
ありがとう、と言うことができる環境作りの大切さも重要だと思っている
そんな自分に気がついたのも、HIVのおかげなのかもしれない
2004年8月24日 午後 11:27:36
涼しくてイイ
しようと思っていた事がどんどん捗る
まず、半年以上前からしたかった、2階和室の整理
しかし、1人でするとなると工夫がいる
処分を考えていたソファと、そのセットの椅子2脚を1人で1階に下ろすのだ
どうすべ
しばし考えて、外せる物は外そうとソファの手すりを取ってみた
ボルト止めなので簡単に外すことができ、小さな達成感を得る
次に、部屋から出すのだが、出口が若干狭い構造になっていたりして
傷を作らないように、壁を凹まさないようにと最も注意を払った瞬間でもあった
幅160センチほどのソファはなかなか部屋から出たがらない
しぶとい
横にしたのを傾けたりしてそーと移動してみるがイイ所でつっかかる
方向を変えてみたりしたがダッダッ子のように出口の柱にしがみついて出てくれなかった
押してもダメなら何とかしてみよう、ということで立ててみることにした
持ち上がるかな、と過ったりしたが、あんがい簡単にソファを持ち上げることができた
この調子で階段を降りよう…なんて上手くいくはずがない
しっかりとカーブの辺りでがっしりとつかまってしまった
しばらく、10分くらいだろうか
脚を取ってしまえぇぇぇ
お告げのようにヒラメキ、4本とも外してしまった
さて、手すりも脚もなくなった、ただの幅のある背もたれ状の物体だが
どうやって1階まで下ろして行くか、真剣に悩み、考えに考えて
担いで降りよー!
という結論に達した
しかしである、10段以上もある段を降りられるか
今だかってした事がない、ソファ担ぎ降り大作戦、なにかこう盛り上がっていきたいとも思ったりした
そうだ、時はオリンピック、気分は室伏でいこう!
今朝、銀メダルを取った時の投げを観て
あんなにすんごい気合を入れる時って普段あるかなぁ
などと、彼のスパッツ姿を眺めながら考えたことを思い出したのである
さあっ、一度も休まず1階フロアーを目指すぞっ!
並々ならぬ気合が入ったのには自分でも驚いた
何度か深呼吸をして血流を良くしたりして、ソファを立てに持ち上げ
担ぐというよりも抱えながら一段ずつ降りてっいった
息を止めないように、スースーハーハーである
何度か足元を踏み外しそうになって、思わずソファにバックドロップを食らわしそうになりながらも
何事もなく玄関先まで運ぶことができた
ポジティヴシンキングもここまで来れば立派
言い知れぬ達成感は記録云々ではなく、まさに参加することに意義がある、みたいな感じで
自分を褒めてあげたくなったりした
こんなことから、自主トレの成果も意外にあったりして
普段の積み重ねの大切さも少し感じたりもした
そして、室伏くんのあの爆発的な気合も、もしかしたら普段からの積み重ねなのかもしれないなぁ・・・
ちょっと想像しにくい絵柄だが、鍛錬という言葉そのものの現われなのだと思えるのだ
4年に1度のお祭りも後半戦
どんな気合を観られるか楽しみだ
2004年8月24日 午前 12:02:14
秋の風が夏の湿気と交じり合い、どちらの季節も共存した不思議な境界に立つ気がする
右手には一方、左にも一方
どちらも感じ、どちらも離れていくようでもある

今日は友達2人と会いに出かけていった
1人はかなりご無沙汰だったので、いろいろと想像してしまった
あの頃とどう変わっているだろう…
待ち合わせの場所に着くと、その答えはすぐに出た
時間というのは正直だ
互いに変貌した容姿に驚き、一瞬見詰め合ったりしてしまった、うふ・・・
「ずいぶん男らしくなったぁ」、まじまじ言われてしまった
どういう意味じゃ、私からすれば、恰幅がよろしくお成りでぇ、である
とりあえず、お昼もまだなのでランチをしに行くことにした
「WeST PArK CaFE」
最近、立て続けにお邪魔しているお店である
従業員の方にも顔を覚えられてしまっている
「あ、どうもほ・・・いらっしゃいませ」
嬉しいような、こっぱずかしいような対応でついついニヘラ笑いをしてしまう
禁煙の奥の席、これもお決まりだったりして我物顔もイイ加減にしたい
オーダーもいつもおんなじモノだったりするので、「はいはい」という感じだ
こんな雰囲気だと、ついつい痒くもない湿疹をかいたりしてしまう
小心者の証である
お昼を食べ、なんたらといろいろと話をする内にお別れの時間はやってきて
日曜のエライ人込みの中で、なんとなく心寂しい気持ちになりながらも
ぢっと見詰められた目が忘れられないでいる・・・大丈夫だよ、いつか抜けられる!
私はそう気持ちを混めたつもりでいるが
またいつか再開した時にはステキな目でいてほしかったりして、・・・元気で頑張っていてほしい
この寄合の後、彼と待ち合わせる予定だったが、持病の首のカックンが影響して彼は臥せっていた
天候が変わる前触れなのだろう、首から下がだるくてダメだったそうだ
途中、電話を入れ、今晩何が食べたいか訊くと、「冷し中華」と、よわ〜い、か細い声でつぶやいたりした
そんなでは、もう心配でしょうがない
地元のスーパーでさっさと買い物をして速歩きで家に戻ったが
案の定、横になってウダウダしていた
損な、いや、そんな彼、さっき降った雨のお蔭で大分楽になったようだ
ビリーと一緒にイビキをかいて寝ている
やれやれなどと彼の顔を見ていたほんの一瞬、彼が放屁をした
スーともプーともつかない音である
なぜかショックだった私だが、そんなことをする彼も可愛らしく感じてしまった
・・・が、
そのあとに漂う地獄谷でゆで卵を食べる時のような香りに、思わず団扇をあててしまったりした
お互い様とは言えども、その香りに身悶えしながら
つい笑ったりもしてしまった
2004年8月23日 午前 12:03:40
清々しく晴れるようになってきた
湿気も少なくなっている
風なども強いので雲が吹き飛ばされそうになりながらもゆっくり流されていく
ついこの間まで蒼かった稲の葉も黄色くなり、穂はぐにゃりと垂れ下がって重そうだ
道端には銀杏の未熟果が落ちていて、危なく踏んでしまうところだった
台風から来ていた風の悪戯だろう
この1週間、2階はオーディオルームと様替りしてきた
「アンプがダメだから音が良くない」
そう言った彼の一言で火種は小火になり、今ではスピーカーは8個まで増えた
きっかけは水曜日、昼過ぎにかかって来た電話からだった
「これから帰るよぉー」
仕事は?
「いいの」
何、調子悪いの
「うぅん、悪くない」
サボりかい
「ちがうの」
まったくはっきりしないのである
「アンプ、買っちゃったー」
んんん!?
この前、冷蔵庫がぶっ壊れて臨時に出費があったというのに、アンプを買ったぁ!?
ト、言いたかったが、実際は、あらっ、・・・そんなことしか言えなかった
とりあえず、帰って来るというのだし、アンプを買ったならすぐに取り付けしたいだろうから片付けでもしておくか・・・
ゴソゴソと物をずらしたり、鉢植えを移動したり、・・・1時間もしない内に彼がニコニコとして家に戻ったのは言うまでもない
買ってきたのは某有名メイカーのものだった
リモコン付、17.800円
展示品だったこともあり、バカ安である
早速ステレオの裏に回っていそいそと配線をして試し聴きしている様子は、プラモデルでも作っているようだった
既存のスピーカーから出た音はさすがに違っていたので一応買って良かったらしい
が、イマイチ物足りなさもなきにしもあらずな雰囲気
無言の内にネットでオーディオセットやホームシアターののことを調べた彼
次の日にはホームシアターセット、9.000円を購入してきたのだ
よくやるよ・・・
その一言は飲み込んで、あら、いっぱいあるねーなどと玄関でお出迎えしたりした私だった
元にあったスピーカーが木目だから、合わせたのだろうか、新しく来たもの6個とも木目調だったりした
細長いのから四角いのからゴミ箱のような形の物までがコードにつながれてゴロゴロと部屋に置いてある
そして、肝心の音だが、チャンネルで言えば、7.1ch
スーパーウーハーなので、家が振動する
住宅地にそぐわない代物だ
大きい音はもちろんな音響だが、細かい音も細密だったりする
息づかいは当たり前、声にならない声まで聞こえる感じだ
言葉の細かい発音も聞こえるし、映像の中の僅かな響きも手に取るようだ
映画を試しに観ていたりしていたが、気持ち悪いほどに臨場感がある
音があちらこちらからやって来たり、飛んで行ったりと忙しないのだ
気がついたのだが、耳は距離感を確かめているというのを実感した
不思議な感じである
目を瞑ってもある程度の距離をつかめるのだ
こんなリスニングエヴォリゥションだけれど、彼に言わせるとまだまだのようだ
「ウーハー、もうひとつほしいな・・・、コードが細いし・・・」
切りがないように思えてしまう
止まることがない進化だが、それは突然にやってくる湿疹のようで終わりがないようにも思える
次は何が起こるのだろう
湿疹に耐えながら、いられればイイな・・・・
2004年8月22日 午前 12:56:42
今朝の湿気はいったいなんだったのだろう
起きたら部屋の空気がもったりとしていた
薄く靄でも張っているかのようにも見えそうなのである
私は起きてすぐにシャツとトランクスを脱ぎ、○ツ割れに履き替えた
前にも書いたが、その方が涼しいのだ
お尻の辺りに布がないと、お尻で温度調節という感じでたちまちに汗が引く
騙されたと思って、1度試していただきたいほどだ
一晩窓を開けずにいると、かなり空気が淀んでいるが
今日は窓を開けても外の方が暑かった
むんむんなのである
朝の5時、そんな格好で彼の朝食などを用意していたが
一向に不快な湿度は部屋に残ったまま
油の浮いた寝ボケ顔もそのまんまだった
お昼近くになった頃
風がビュービュー吹き、湿気が無くなっていった
それまでベタべしていた肌やクルンクルンだった髪の毛も、なんとなくさらっとしたりカールが伸びたりしていた
少し伸びていた髪の毛だったが、こう湿気があるとだらしなく形が崩れイマイチ釈然としない
毛ぇ切ろ
そう思い、カットに行ってきた
いつもの店だったが、行くまでが暑い
着いた時には、コンニチハと言うよりも暑いですね〜が先に出てしまったほどだ
カットの順番が来て首にタオルを乗せられ
「今日はどうします」と訊かれた時、思わず、短かーくお願いします、と言ってしまった
「ほい」
なんだか軽い受け答えだったが、雑談や洗髪等でココをコウして、と言う余裕も無く
ざばざばっと濡れた髪を拭かれるとあっという間にカットが始まった
とはいっても、2ミリの刈上げなのでバリカンで一気である
どんどん刈り取られていく髪の毛を見ていたりしたら、すぐにハサミで仕上げにかかったりする
櫛で揃えながらシャリシャリと切られていくその感じ、撫でられるようで堪らなく気持ちがイイ
ネコたちがイイ子イイ子されるとゴロゴロ言うのと似ているかもしれない
いつしか私もうつらうつらにはまり、すーっと一瞬気を失って目を開けると
自分の頭が坊主になっていた
あれ?
目を疑うという事を初めて体験した
鏡に映っている自分にギャップがあり過ぎだったのだ
「こんな感じもイイでしょ」
やっちゃったもんね〜、という口振りが自信有りげで説得力があったりする
いつかこうなると思っていたんですよね、私で遊びたがっていたご主人にそう言うと
「なかなかイイよ、さっぱりっ!」
そんなこと言われなくても見りゃわかるよ、一瞬でも寝てしまった自分の独り言だ
でも、慣れてくると満更でもない
第一に楽だ
顔を洗いながら頭も洗えるし、ドライヤーなど必要ない
リンスもしないし、ブラッシングなどもありえない
毛が短いと思ったより着る物も合わせやすいことに気がついた
ほんの数分の間にそんなことを考えたりした
こうなったら、毛がある内にいろいろしましょう
「ふふふ」
なんとなくほくそえむ店主の顔が鏡の中で私に目を合わせたりしていた
でもって、ついでにヘッドマッサージもお願いし、より深い陶酔の世界へ身を沈めていったのだ
これも気持ち良すぎて寝てしまったりする
そして、今
毛が短くなりすぎると頭に良く汗をかくようにもなるという事もわかった
訳はわからないが、思い切ったリニユーアルもイイかなと思っていたりする
2004年8月21日 午前 12:11:14
細長い月では明るさが足りない
今晩は空が真っ暗に見える・・・
吹く風は翻弄する木の葉、家の窓硝子を叩き
先のない脅迫のようだ
同じことを繰り返し
知ったような判断で愚弄する
あげあし、あざけり
支離滅裂な自我を統一することもなく
できあがったことにした生を突っぱね、嘆くのは何故か
渡米まで、後1ヶ月ちょっととなった
アジアに行く事が多い旅も、年に1度か2度他の国に行くことがある
行けるうちに行っておこうという考えで始まった私と彼の旅である
もちろん、私と彼もひとりの人間同士なので、それぞれ持つ観念や思い出などは違う
同じ場所、同じ時にいるとしても一個のものなのだ
けれど、何故か共鳴というか共感というのか
何かが増幅される瞬間があるのだ
そういう時もあるのだ
今回はどれほどの時間を使ってそこにいられるか
沖縄から手紙が届いた
いつも行っている食堂の女将からである
届くとまず目に入るのは切手だ
沖縄らしいのをちょーだい、と言って郵便局員を脅して、いや、買っているらしい
封を開けて便箋をひろげ、読みすすめる
この役はいつも彼に任せている
彼の口から流れる女将の言葉
気を使った、いや、心のこもった文である
「…一生、友達ね…」
もちろんだ
一度会えばそうなのだ
何気ない店での会話でも互いの位置を忘れない心遣いがある
そんな女将にも持病がある
それはある程度の年齢を重ねれば当たり前の事
人間なのだから、壊れるのはよくある事だ
そう、そんなことも話す女将が、手紙の中で冗談混じりに書いていた
「今年はイマイチ忙しくないので、もしかしたらお店がなくなってしまうかもしれません」
そんなに来させたいのか
はじめはそう思ったが、強ちなのかも知れない
こんなことも書いてあった
「娘が体調が悪いというので病院に連れていったら、熱中症と言われました」
私は初めて熱中症になった人を身近に知った
確かに、この前のエイサーでは、炎天下の中ずっと頑張っていたのでなってもおかしくないのである
「生まれて7年の体には堪えたようです」
そりゃそうだ、生まれて36年になる体でもギリギリだったのである
そういえば、あんなに暑い那覇は初めてだった気がする
いつも吹いている風がぴたっと止まり、エイサーが始まった
それからが暑かったのだ
人の熱、空気の圧力、照りつける太陽
焼かれる、ということを意識した瞬間でもあった
そして、終盤になるにしたがい、どこからともなく風が帰って来たりする
まるで、何かがひとたび足を止め、しばらく見物してからどこぞへと去って行くようでもある
そろそろ油味噌がなくなってきたな、と思っていた矢先の女将からの手紙だったが
ここもまた変わろうとしているのかもしれない
手紙の朗読を聴いた後、ひとり寂しい感じになったのは秋の匂いを見た気がしたからだろうか
2004年8月20日 午前 12:10:42

朝の霧にいつもの家並みが霞んでみえた
何かを燃やした煙りのようなガスが辺りを覆っていた
今朝は湿気っぽい、うっはあ〜〜というくらい湿気っぽい
なので、起きてすぐにドライをかけた
今日は病院に行く日である
4ヶ月と2週間ぶりの眼科だ
そして、電子カルテに変わった最初の診察でもある
家事をひとつ抜き、大急ぎで仕度をして予約の時間15分前までになんとか着いた
玄関を入ると何やらいっぱい人がいた
受付のしかたを職員が手取り足取り患者に教えているらしい
私もしつこく訊かれた
「今日は診察ですか」
はい!
「初診ですか」
いえ、ちがいますぅ
「ご予約はお取ですか」
はい、一応、
「再診ですね」
ええ・・・
しつこいのだ
しようとしていらっしゃる事はわかるが、・・・ねぇ
私は言われるがまま長い列に並び、なんともゆっくりとしたご老人と職員の方のやり取りに付き合う事になった
お作法はなんの事はない
診察券をいれ、指示に従いながら2回タッチパネルに触れるだけである
それが終わると診察券は戻り、レシートのようなものが出てきて、呼び出しベルを貰う
ベルは、順番が来るとピロポンと鳴り、おまけにブルブルして知らせてくれる
どこどこまで来てください、どこどこに入ってください、診察が終わりました
こんな事を表示してくれるのだ
これは患者サイドでの新手順だが、受付の方々には一つ仕事が増えてしまっているように思える
ベルの回収は受付の方の仕事なのだ
医師にとっても仕事が細かくなったようで、マウスでいろいろと入力する窓と項目がバカ増えなのだ
いつもの話をしながらの問診でも、なんとなくモニターを見る頻度が上がっている
別に手抜きをしているわけではないが、モニターに表示されている窓の多い事!
私が、ずいぶん細かくなりれましたねェ、と切り出すと
「そうなんだよ、患者さんの顔見るよりコッチばっかり見てるんだよ」
はははははは
ふたりで笑いあったが、確かに言うとおり、ビルダーよりもはるかに多いのだ
それにしても、今日行った病院の中はいつもよりも殺気立っていたように感じた
どこかピリピリとして神経を張り詰めているような雰囲気だった
そして、取って返したような笑顔での対応と真顔のギャップにもビビったりした
私の主治医が言っていた事を思い出した
「電子カルテに切り替わってから、1週間職員は病院に泊まり込みだって噂があってね…、それくらい混乱する可能性がある…」
そういえば文句タラタラのおやぢ様が何人もいらしたなぁ
私が体験してみた電子カルテ騒動だが、今のところ何の益があるのかわからないでいる
待つのをわかっているので時間をつぶすのに慣れているからなのだろうか
次は、30日である
私も2回目だし、切り替わって1ヶ月経った頃の病院は、どんな感じだろう
以前よりデカクなった領収書と予約表にお薬レシートを会計の後にもらって驚きながら
私はある病院に急いだ
○C○である
猛暑だったり、体力温存等も考え、タクシーに乗って行くことにした
ちょっとやってちょーだい、したわけである
文京区の市民センターの横を通ったり、早稲田の近くを通過したりして懐かしかった
いやぁ、この坂、登ったわ
・・・20年前の事だ・・・
なぜ○C○に行くのかというと、サイトを介して知り合った感染者の方と会いに行くためである
何度かメールをやり取りして、ちょうど通院日が重なったのをイイ事に会う約束をしたのだ
さて、待ち合わせは午後、診察が終わってからだが
互いに眼科が入っていたので時間が読めない
おまけに連絡もとれないし私は顔も知らないのだ
午後1時過ぎ、大体15分頃に着いただろう
玄関から入って会計や受付あたりを見てまわり、うろうろと待合あたりも見てまわったりした
メールにあった場所にも行ってみたが、それらしい(?)人はいなかった
それから3回ほどグルグルと回遊してみたりしても会えないでいる
あちらの都合もあって2時には病院を出るらしいし、そんなことが頭に浮かぶと次第に足取りも速くなったりしてしまう
おもてに出ているかと思い、熱い風に吹かれながら玄関に突っ立っていたりしたが会えない
・・・そんなこんな、2時を過ぎてしまった
ダメ元でもう一度見てまわることにして玄関をくぐり数歩行くと、突然呼びとめられた
「すいません、k1 さん・・・ですか?」
私よりも背の高いすらりとした男性だった
私は思わず人差し指を目の前の相手に向け、それを見てか相手も私に同じ事をしてきたのだ
そんな仕草が可笑しくなり、ロビーで2人してクスクスしていたりした・・・
会えたのである
小1時間だっただろうか
これまでの経緯や今の体調などを時間に追われながらも話した
病気だとわかるまでの自分、わかった時の状況
入院中の出来事や退院までの様子
私の身にしみるような話だった
同じような経緯をたどったからなのだろうか、止まる事のない会話に自分を見た気がした
今だから話せる事もある
今だから考えられる事もある
それは誰にとっても言える事だろう
それがそう思えるようになる時は必ず来る、その方にも訪れるように心から願っている・・・
今までの自分に足されたもうひとりの自分は、いつまでもあなたを待っている
帰りがけ、ご家族の方々ともご挨拶をさせていただく事ができた
特別な言葉でない、よくある言葉での挨拶と笑顔
まだまだ体力的に不安定なその男性への付き添いは欠かさないという
いつか一緒に歩いて駅まで帰ろうね、私がそんな事を言うと、ご家族の方も含めその男性も大きな声で笑っていたりした
別れる時に交わした握手に思いのほか強い力がこもっていた気がするのは、私だけだろうか
午後3時過ぎの強い西日にさらされながら私は駅へと歩いていた
足の裏がひどく痛んだりしたが、改めて今ある自分について考えたりもしていた
何かをつなぎ合わせることについて考えていた・・・・
2004年8月18日 午後 11:25:52
何故人は事を複雑にするのか
知っている言葉で事を荒らげる
至上を目指しているのだろうか
それに意味はあるのか
より温かいものへの歩み
せめて、いる間
何故互いの足音を聴かない・・・
最近、ある一部の不穏な動きで、このサイトもギクシャクしています
やりたいように、ただストレスの発散をするだけの内外の書き込みなどで
BBSが大変に不愉快なものになっています
初めて書込みされた方には、非常に申し訳ない思いをされているのではないでしょうか
すみません
ここで私がはっきり言ってしまうと、すべてが大人気ない印象になります
だから、
ここを荒らさないで下さい
あの時は、もう要らないのだろうか・・・・
朝顔が咲いている
どうやら、私の実家から持ってきた子孫のようだ
水色の6センチくらいの輪で、咲き終わりは紫色になってしぼむ
アンズの木にくねくね絡まっていたのは知っていたが、涼しくなったお蔭で庭を見る余裕ができた
一夏の内に、植えた覚えのない植物が生えていたりして驚いた
ホトトギスのような姿をしていたり、セリのような格好をしている草が繁茂している
庭に吊るした蘭なども、夏に元気が良くなるカトレアやデンファレなどが花を咲かせていた
そして、気がつけばゴーヤーが3つも成っている
ずんぐりとした、あばしゴーヤーだ
植えて2ヶ月になるバジルは花をつけている
コスモスもつぼみをつけたりして、気の早い秋の準備は整えられてきている
ネコたちも良く食べるので、秋ネコまっしぐらだろう
どれくらいに太るのか楽しみだ
さて、私といえば、見た目が痩せてきている
顔などはゲッソリしているので、ついつい心配をかけたりしてしまう
体重は増えているので、運動している影響なのかな
ただ、腕や足などもほっそりとしてしまったので、つまらない
ま、いろいろとそういう時期なのだろう
血液検査まで2週間になった
お酒はぁ、控えるかな・・・・

2004年8月16日 午後 11:05:10
朝から雨で、しかも涼しい
朝から薄暗くて、それでまた涼しい、うほっ
朝起きた時に蒸していない空気を感じたのは・・・いつのことだっただろう
覚えていない
まさに記録的というくらいな今年の夏
やっと一休みしてくれた
ネコたちは暑さから来ていたのか、今日の食事時のガッツキようといったら凄まじかった
一心不乱にお皿にへばりつき、気の済むまで食べつづけるのだ
暑かった昨日までなら、ちょこっとかじっただけですぐにへたり込んでいたりしたが、今日はすぐに完食
一気に食べて腹がくちくなったのか、それからすぐにネコの毛玉のように丸くなって寝てしまった
?
ネコが丸くなる
それほどに今日は涼しく、そして冷えていると感じているらしい
私が家事を終える頃、見計らったようにさちこが起きだした
「あー」
ご飯が欲しい時の声である
体は細いのに良く食べるさちこ、ご飯のおねだりもお手の物だ
お皿にカリカリを足してやると、イイ音を立てて食べている
その音につられて他の子も順繰りつまんでいたりした
そして、その食欲は衰えることはなく、夕食の時のおねだりは全員で一致団結という感じ
「ああああーーっ!」
抗議のようでもあった
オリンピックが開催されている
開会式の様子は朝からたてつづけに3回連続で観てしまった
蒸し蒸しとしていた不快感も観るたびに晴れ、天気とは裏腹に気持ちは晴れバレである
多かれ少なかれ、何かについて集中されている感じは臨場感が無くとも通じるものがあるのかもしれない
2日目にして、勝ったり負けたりというニュースが流れたりする
私の友人ゴジラは、「オリンピックは参加してこそ意義があるのよ」と言っていた
なかなか深い言葉だが、元々見たがりの人間はその欲求を抑える事などできない
観たいのだ
いろいろな人ががんばって何かに駈けている姿を
何かに到達しようとしている姿を
観たり聞いたりして知りたいのだ
・・・私はそうしたい
今だから、あの時からもそうしたいと思っている
4年前のオリンピックは病室で観ていた
薄れている記憶の一部にそう覚えている部分がある
シドニー、オリンピック、病室のテレビ、ベッドに横たわる自分、テレビカード
吐き気、めまい、息苦しさ、つづく深い咳、高熱、終わりのない検査…
たぶん辛かったであろうこの頃が、4年後の自分に何かを語りかけている気がする
「・・・あの頃を忘れるな、もうひとりの自分が生まれた時、それを見取ってくれた多くの人達
あの時は2度とない瞬間、何かが壊れる時に何かが生まれる・・・」
それから生まれたもうひとりの自分、k1
今もなお一緒に生き続けている
自分が自分であるために、互いを思うためにここに生まれたのか
ひとつの思いは儚く、行き届かないまでに消える時もある
鍛えに鍛える意識があるのなら、いずれどこかで動き出すのだろう
やがて来る眠りは滞ることなく癒すにちがいない
オリンピックが終わる日
何かが一区切り点けられるのかもしれない
2004年8月16日 午前 12:47:34
一日の始まりは午前4時
目覚ましが鳴るのが速いか、ビリーがうにゃうにゃ言って起しに来るのが早いかの競争だった
「リリリリリリ、」「うにゃにゃにゃにゃにゃ、」
ほとんど同時だった
前の晩から炊飯器のタイマーをセットしておいたので、起きた頃にはご飯の炊けたイイ匂いがしていた
ビリーは炊飯器の音で目が覚め、ご飯の炊ける匂いですっかり目が冴えたらしい
彼は仕事、5時に起きるので私が起きた時にはまだ寝ていた
今日はお盆ということもあり、彼がいつも食べている持ちこみの弁当屋が休みなので私がその代わりというわけだ
夜の明けない暗い時間にゴソゴソと用意をしていると
ビリーがしきりに体をこすり付けてきて、「お腹空いたー」と、ワンワン五月蝿い
しかたないので、前の日の残りをそのまま出すとがりがりと食べ、砂をかける振りをして2階に行ってしまった
イイ気なもんである
私は献立を頭に思い浮かべながらドンドン料理して行く
コロッケをチンして、野菜を洗い、おにぎりを作ってゴーヤーチャンプルーとキャベツの千切り
サラダの味をつけ、ふたつのタッパーに詰めていった
それと同時に彼の朝食も準備しつつ、時間になったので彼を起こしに2階に走り
いつものように彼を送り出したのだ
その間にも、残りのネコたちを起してご飯を食べさせ、洗濯機にスイッチを入れ生ゴミの収集日だったのでゴミをまとめ
ネコトイレの掃除にゴミ出し、干し物をして家中に掃除機をかけた
それから自分のご飯である
さっさと口に運び、薬を飲み、ネコたちを寝かせて出かける用意だ
今日は私のばあちゃんの死んだ日であり、おむかえの日でもある
もう9年になる
一気に仕度を整えて駅まで急ぎ、10時過ぎには父の所へと着いていた
父は相変わらずで何も用意をしていない
私は花屋へ行き、あれとあれとあれ、という感じに目についた物を束にしてもらった
そして、一応の準備をしてお墓へ行った
道々、最近の近所の小言やどうでもイイ世間話などしてやりすごしたが
父と会うたびに僻みっぽくなり、くどくなっていく様子に歳を感じたりした
墓参は子供の頃からさせられていたので、父よりも要領を得ている
テキパキ進められる様子に、父は手を出す隙もない
合間合間に言われる私の指示にほいほいと答える姿は、すべてを心得ているようにも見えたりしたが
大人げない素振りも相変わらずだった
さて、墓石の前にあげたロウソクの火から家に連れて行くためのロウソクに火を移すわけだが
この暑さでロウソクが曲がってしまっていた
おまけに、提灯にいれて移動する間にどんどんその曲がり方はひどくなり、危うく提灯を焦がしそうになってしまったのである
そんな曲がりロウソクを見ながら、私と父は半ば小走りで暑い陽射しの照りつける家路を急いだ
おかげで汗をぐっしょりとかいたのでシャワーを浴び
さっぱりとしたところで次の予定、サイトを観てくれた人達とのランチに出かけて行った
ひとりは初めて会う方、もうひとりは2回目である
駅のホームで待ち合わせをし、目的の店までぐだぐだと話をしながら歩いていった
行った店はアメリカンフードをメインにしている
以前に彼と行った時バーガーが旨く、従業員全員のサービスが良かったのが印象的でココと決めていたのだ
私達は各々注文し、それぞれを食べたいように食べ
時間の許す限り居座りながらも気を使って数時間を過ごしていたりした
感染についてのこと、自分の内面について
好きなこと、信じられないこと、イヤイヤなこと・・・いろいろと話をした気がする
楽しかった
初対面でも、私は何故かあまり包み隠さず話をした
事実をある程度そのままの形で見せていたのだ・・・
これから歩んでいくちょっとの時間、少しでもしっかりとした感覚を持つことができることを願いながら、一緒にいたのだ
私は初めての方とも、そして、再会した方ともイイ時間を過ごすことができたと思っている
もしそれが何かの時に役に立ったとしたら、私はもっと大きく口を開け大きな声で笑うことができるかもしれない
それが一緒にいたふたりにとってイイ事になれば、なにかの幸いになるかもしれない
きょうは、ありがとう!
さてさて、そのおふたりともお別れをし、次は彼との待ち合わせである
そうは言ってもなかなか彼との連絡が上手く行かず、後から聞けば何やら早く仕事が終わったらしく時間をつぶすのにタイヘンだったらしい
2時間、電車に乗って終点まで行って戻ってみたり、お茶を飲んだりしても時間が余る
途中に私の携帯に連絡をいれたらしいが、着信のお知らせなどは着ていなかった
「・・・3回電話したもんっ」
彼の言いぶんである
とりあえず、目的の事をするために移動したが、その道すがら、しばらくすったもんだがあったのは言うまでもない
さて、やるべきことはやり、次に彼が言い出したのは、「CDを見たい」
なにやら最近発売になったものが欲しいらしいのだ
私は彼を連れさっきまでいたデパートに戻り、あるCDショップに行った
さっきまでいた所にもう一度出直すというのも、どことなくこっぱずかしいものである
気にしなければイイのに、そんなことないのに店員さんの目が気になったりもしてしまう
自意識過剰この上ない
しかし、いざずらりと並べられているCDやらDVDやらを目の前にすると、そんな事は吹っ飛んでいくものだ
次から次へと頭に浮かぶ曲を探したり、お気に入りの歌手のコーナーに奔走したりして
あっという間に1時間以上その売り場を闊歩していたりした
お目当てのCDはすでに売切れだったが、ジャンルを問わなくなった目にはそんなこと、過ぎたるはナントカである
私は○ー○ーマのベストを買い、彼はタイの景色を写したDVDを購入していた
ポイントもキャンペーンをしているらしく2倍ついたのでホクホクである
そんなことに気を良くしてかお腹も空いたので、再び先程までいたフロアーに行って夕食をして帰路についたのだ
・・・このことから、私は半日デパートで過ごしたことになる
家に着けばネコたちが腹減ったーと大騒ぎだった
私は大急ぎで着替えをし、カリカリの上にオカカなんかを振ってやったりしてネコたちのご機嫌をとった
でも、すでにネコたちの寝る時間は過ぎていたので、食べ終わるとこっくりしていたりした
なので、そーっとネコたちを寝かせ、ビリーを連れて2階に上がることにした
私はシャワーを浴びた後、足の裏に薬を塗ってから今日買ったCDを低ボリゥムで流し
しばし弦奏の世界にはまっていたりした
気がつけばビリーも耳を清ませて聞き入っているようである
うっすらと閉じた目が眠気を匂わせている
シャワーを浴びた彼もベッドで横になりながら聴いているうちに寝てしまったようだ
いびきの合の手を入れていたりする
私も日付を越したのでそろそろ寝ることにする
明日は6時起き、彼も土曜出勤だ
同じ時間、同じ時を過ごしている
2004年8月14日 午前 12:28:20
コロニー型の湿疹が出てきた
単独ではなく、群をなして現れるのだ
その様は少し気味が悪い
かゆみなども、あ、かゆくなってきた、というレベルではなく
うおおおおーっ、かゆいっ!というふうに突然やってくる
髪の毛の伸びがイヤに速い
スケベなのだろうか・・・
眉毛なども気がつけばもっさりとして、髭も朝と夕方ではその濃さが違う
このことを病院の看護師の人に言ったら、「歳なのよ」とあっさりも言ってくれた
そういえば、今日鼻毛を切っていたら、毛の中に白い物が混じっていたりした
鼻毛にも白髪か・・・
その内、眉毛にも出てきたりして、胸毛にも見つかったりするのだろう
ちょい枯れ、が流行っているが、こんなのも枯れてきた内に入るのだろうか
2004年8月12日 午後 5:07:47
季節が変わった
立秋になった夜から湿疹が増えている
エアコンも明け方にはかなり冷えるので消すようにした

庭のゴーヤーが成りはじめている
ひとつ食べたが、採りたてはみずみずしくて香りも良い
今はこれからイイ大きさに成るものがひとつと、ひとまわり小さいものがカワイクぶる下がっている
黄色い小ぶりの花も良く咲いていて、朝の庭は爽やかな花の香りでいっぱいになる
体がまた痩せてきている
顔、腕、足
その筋肉と血管が目立つようになった
足の裏の痙攣も続いているので確かだろう
スジがつたりするのも頻回である
はやいものでは、セミが道に落ちていたりしてカラカラに乾き、まるでセミ煎餅という感じ
買い物に行く途中、足を止めてぺったんこになったアブラゼミを見つめながら、一生懸命に鳴いたのだろうなぁ、と思ったりした
・・・すっからかかんだった
午後も3時を過ぎると西日が強くなる
やや黄色身がかった色合いは秋の陽を感じさせる
夕立があるかのような雲行きに見え隠れする様も、これからの準備に見えようというものだ
丁度ひぐらしが聞えてくる時間、どこからか冷まされた風が肌を撫でる間
やっと一息ついて、生きた心地がするのである
彼が帰ってきた・・・・
2004年8月10日 午後 3:43:10
8日
前の日にちょっと早めに寝たにもかかわらず、起きたら午前9時半
久しぶりの11時間睡眠だった
彼はこの時期、寝ていて暑くなると下の部屋にいってしまうので、ビリーと一緒の目覚めだった
おはよービリー
「あんぎゃーっ!」
どうやら、かなり空腹らしい
それから急いでネコたちにご飯を食べさせ、人間の分も用意したり薬を飲んだり
いつものように家事をすると、すでにお昼を回っていた
今日は昨日のトンカツの残りの油で、さーたーあんだぎーを揚げた
沖縄風のドーナッツとよく紹介されているものだ
水を使わないので日持ちがして、常温で3週間は余裕ね、と市場のお兄さんから聞いた事がある
10個くらいだったろうか、やや焦げた物もあったがコロコロと良くできた
暑くなってからの揚げ物はイヤだったので、家事の合間のインターバルの時にササッとしてしまったが
それでも汗が流れるほどだった
家事の仕上げ、掃除機をかけるわけだがエアコンは消す事になる
そうすると自然に暑くなるのでトランクス1枚になって家中をゴーゴーと掃除機を引きずって歩く事になってしまう
暑いから、服など着ていられないのだ
彼もそんなところは似ているので、気がつけばトランクス一枚のオヤジがふたり、家の中を右往左往している
こんな時、ネコたちの毛皮を脱がしてやれれば、さぞ涼しかろうなどと想像してしまう
・・・毛の無いネコ、いつぞやのタイで見た豚を思い出してしまう
元々、タイには毛の無いネコがいたりする
やはり毛が無いのでピンクがかった肌がモロだしになっているが、その肌の色が上品な感じもする
で、どうしてネコから豚になったのか・・・
ある日、バンコクのスクムヴィット通りを歩いてた時、前方に肌色のかたまりが道路に寝ていたのだ
ああ、またあんなところに寝て、踏まれたらタイヘンだぞ
そんなふうに思いながら、その横たわった生き物に近づくと
それは小さな小ブタだったのだ、ピンク色をしたカワイイの
なんだ、ブタだった
さすがタイ、ブタまでこんな都会の道端で寝るのだなあ、と彼と話していた
・・・けれども、そのブタは半分しかなかったのに気がついた
半分だけが道路に寝ていたのだ
どう半分かというと、頭から真っ二つ、まるで標本のようなのである
何故こんなブタが道路に横たわっているのか
彼と予想してみたが、屋台で運んでいる時に落っこちた、これが最も有力であることに行き着くのだ
半分のブタを良く見てみると、血も出ていないし、なんとなくその肌が茹でたての綺麗なピンク色をしていた
きっとこれは食べるつもりだったのだ、彼と私、大きく頷きながら納得しその場を離れた
そう、その時の肌の色を想像上のうちのネコたちの毛無しバージョンとシンクロさせてしまったのである
別に食べるつもりではないのでご安心いただきたい
へんなところで記憶というのはつながっているのものなのだ
そして、あの小ブタちゃん、1時間後にそこを通った時にはその姿はなかったのである
きっと誰かが拾って自分ちの食卓の一品にしたに違いない・・・
今日、道を歩いてたらブタの茹でたのが落ちてたから拾ってきたの
私ならそう言って、彼に半分のブタをブラブラさせながら見せるに違いない
7日午後
Rain -- Welcome!
降った降った
雨降ったよ
朝から凄まじく湿度が上がっていたし、太陽の光が黄色くなっていた
それにしても、今日の湿度は異常である
家の中で触るもの全部がしっとりとしている
私は油っ手に油足の傾向がある
フローリングなどを歩くと、ぺたぺたと吸いつくようなのだ
湿った手で皿を持つと逆さにしても落ちないくらい
吸いついたら離れないの・・・
そんな手を持つ私もおかしいのかもしれないが、そんな手でも気持ち悪いほどのベタベタなのである
ネコたちもかなり気になるようで、体を舐める回数が多い
休憩態勢の時もなるべく手足が揃わないように行儀悪く離して横になったりする
斜め大の字という感じだ
それを5匹が5匹、廊下で点々にしていたりすると思わず踏みそうになって危なっかしい
ネコが嫌がるくらい湿気っぽいのなら、もしかして・・・
雷と共にやって来たスコールは、乾ききった家の屋根を叩いて樋を伝って土にしみ込み
土の匂いを巻き上げながら、東の方へ過ぎて行った
・・・なんか、あっという間な気がした
2004年8月9日 午前 12:25:15

月と火星
ちょっと夜更かしの日
相変わらず湿気の多い空気が充満している
暗い廊下にも階段にも、膜を張ったような熱気がこもっている
これでは、一日中変わり栄えがしない
鏡もどことなくくもっていて自分の顔にまで水蒸気がついているのだ
家の中というのは、快適さにも限界があるのだと感じる
ふと、真っ暗な空を珍しく晩く起きている目で見上げると
濃い紺色が広がるだけで、いやに動きがないので不思議な世界に思えてしまう
あれだけ賑やかに過ごしているいろいろな物やその出来事
かき消されたかのように、あるいはどこに潜んでいるかのようにぢっとしているのだ
湿疹が出るパターンのようだ
大元があるので、私については治ることのない皮膚炎だ
そろそろ季節が変わってきているのかもしれない・・・
ちょっと夜更かしの日
聞こえないはずの音を聞くようにして、寝る準備をしよう
2004年8月7日 午前 1:43:48
雨が降るというのに一向に降る気配はない
庭の鉢植えは乾いているのに、湿度ばかりあって降ってくれない
しかし、こんな環境でも元気なのはいる
ミョウガは、私が彼の家に来た時からあったが、それまで花を持った事がなく葉っぱばかり茂っていたらしい
その背丈は裕に1メートルを超え、夏の暑さと湿度でぐんぐんと伸びていく
その根元にポツリと顔を出す蕾や花は地味で薄暗い茂みでは見落としがちだ
やぶ蚊に刺されながらでも採りたくなるその花は、まるで秋の松茸のような趣もあったりする
ショウガの仲間のミョウガは、その若芽をミョウガ茸で食べ、花を薬味や酢漬にして保存したりする
夏の冷奴や素麺などでは、その季節感が寄り引立つ食材でもある
1年を通して手にいれる事ができるとしても、やはり今、旬を見逃す手はない
一度目の収穫 
大体3回は採ることができる
今年一番の献立は、ミョウガのお吸い物だった
カツオ節と醤油が基本の椀である
やや強めの醤油味ダシに大きく刻んだミョウガを落とし、溶いた卵でとじるのだ
この家のミョウガが花を持つようになってから毎年作っている夏の味のひとつでもある
そして、今年の暑さを象徴するように、バジルがわんさかと茂っている

朝と夕方ではその伸び具合も違って見えるほどだ
ホント、ワサワサ過ぎて使い切れないくらいなのだ
春先に種をまき、間引きを繰り返して育てた選りすぐりは、本葉が4、5枚で今の位置に植えられた
元肥に追肥、害虫駆除をして
ご覧のように緑色の幅広い艶やかな葉を株夫々が四方に展開させている
シソ科の一年草扱いのこの植物はインドが原産
日本名は、メボウキ草(目箒草)と言い、種が水分に触れるとゼリー状の物質が出てきて種を包みこみ
目に小さなゴミなどが入った時に、そのゼリー状のものを使って取っていた事からその名がついたらしい
薫香として使われたりしていたり、もちろん料理ではアジアやヨーロッパで広く利用されている
品種も多く、毎年新しい種類が発表されていたりする
香りはイタリア料理を連想させるものから、シナモン、ナツメグ、レモンなどお菓子やデザートなどにもつながる香りを持つ種類もあり
葉の色、形、も様々でコレクションしてまいたくなるほどだ
地上から上すべてを利用する事ができ、バジルペースト、パスタ、オムレツ、カレーに焼き物煮物のニオイ消しに香り付けなど用途も広い
アロマテラピーでは頭痛の時に、その痛みや重苦しさを軽減する効果もあるのではとブレンドされることがある
そして、暑いと元気なのが、おまけの私である
黒い
何故か今年は例年になく黒くなった
太陽にあたる機会も多いので当たり前だと思うが、それにしてもよくもまあ色が出てくるのだ
太陽の光にあたればあたるほど色も出るし元気もわいてくる
世に言う悪影響もあるのだろうが、有色人種の長を活かせないのはもったいない
先週に行った沖縄でもビーチのおばーに、「どこで焼いたね、まっくろねー」と言われてしまった
2時間もあれば1シーズン分くらい焼けてしまうので、体の不思議を実感する事になる
8月も始まったばかりだが、あとどれくらいの色艶になるのか、
いっちょ試してみましょうか
2004年8月5日 午前 12:05:12

夕飯を食べ終わり、片付けでもしようかと台所に立った
今日の晩御飯は彼の帰りが遅くなったのでゆっくりになった
旅行の前くらいから顔のおでこの両脇に吹き出物が多発し
あまりに治りが悪いので、皮膚科によってから帰宅したためだ
それまで、なんとなく気がふせっていた彼も病院に行ったことや薬なども貰ってきたので
不安も解消してか、イヤに元気良く見えたりした
ご飯などもお代わりをするので、私もなんとなく嬉しくなったりした
ネコたちは彼の帰りを玄関に行って大きな声を出したりして各々待っていたが
何をしても戻ってこないので待ちくたびれ、この頃には雑巾のようにソファや床の上で突っ伏していた
そんな和やかな夕餉の最中である、
カチッ
なんの音?と、言いかけた瞬間、蛍光灯がひとつ切れたのだ
大きさの違うドーナッツ型のもの、2つの円盤式の照明の小さい方が消えてしまったのだ
残されたもうひとつの照明では、どうしたって明るさが足りず薄暗い
テーブルの上の夕飯なども明るさが足りないとイマイチ美味しそうに見えなかったりする
私の目はタダでさえ薄暗く見えるので余計に暗くなったりして、楽しい雰囲気も損なわれるというもの
そんな空気を察してか、私より速く食べ終わった彼がさっそくに蛍光灯を取替えようと椅子に乗りガタガタとしていた
「ヒック、」
私は片づけをしていたので始めはその音には気がつかなかった
彼は照明の取替え作業をしながら、なんだかんだと言っていたりする
「両方真っ黒だ」
言われた管を見ると、あらぁ…という程に黒くなったワッカが天井にくっついていた
「ヒック、」
私は洗物をつづけ、
「ヒック、」
炊飯器のお釜を洗ったりしていると、
「ヒック、」
もしかして・・・
そう、彼がしゃっくりをしていたのだ
ふふふ
「ヒック、」
私は人のしゃっくりを見ていると笑ってしまう
特に、こんなふうな場面ではおかしさも倍増なのである
彼は管を取り替えるため、ひたすら上を見つづけている
その合間、意図せずに出てしまう痙攣のような体の動きと素っ頓狂な声・・・
「ヒック、」
おかしくてタマラナイ・・・ふふ、
「ヒック、」
はははっ、
「ヒック、」
わかったから、もうヤメテっ、へへへ
「ヒック、」
なにかをやらかそうと思ってもいないのに、人を引き付けて止まない微妙な体のビクツキ
それと共に発せられるオクターブ位高いようなひっくり返る上ずった声は15分程度つづけられた
その間、彼は照明を取り替えたり、万歳をしてみたり、体をそらしてひねってみたり
そのままひねりながら歩き出し、近頃はやりのウォーキングなんかもしてみたりして、どうにか止めようと努力していた
でも、不思議とそんなことをしたりするとかえってひどくなったりするのだ
それはそれで面白さ倍倍増でイイのだが、しゃっくりをしている人はつらいのだろう
しゃっくりを見て笑っていた私につられて笑っていた人も、
「人が苦しい思いをしているのに、」と、その内プリプリしてきたりする
意図しないどうにもならないしゃっくり
痙攣が治まるまでの暫しのお笑い芸人さんは真面目なのである
2004年8月3日 午後 11:24:37
Zzzz