0 4 ' 1 2

28日、29日、30日
そして31日
大晦日



彼がツタヤで借りたのは、「なつかしの昭和 テレビ・ラジオ番組主題歌集 〜あの時代(ころ)に還る〜」というCD
もう懐かし過ぎである
「ウルトラQ」、「11P.M.」、「おはなはん」に、「銭形平次」に、「マグマ大使」、「悪魔くん」
それからそれから「柔道一直線」、「時間ですよ」・・・マチャアキの声で、「じっかんですよ!」とスピーカーから聞こえた時
まさに風呂上がりの素っ裸だったのもあって、「パヤパヤ〜」っと一緒になって歌ってしまっていた
そんなふうに、一言口ずさんでしまえば気分は昭和…「爽やかに、恋をしてぇ〜爽やかにぃ、」などと
「ありがとう」のチーターと一緒になって一節ひねったりしている
「全部リアルタイムでしょ」
そう尋ねてきた彼に、「ありがとう」は「4」までそうでしたと答えたりした
そう言う自分は・・・、そう言い返そうとした時、気がつけば長い時間が経ったことを感じたりした



今年の年越しは日本で過ごしている
久しぶりに感じる年越しと新年への準備だが、クソがつくほど忙しい感じがしている
餅を付く、おせちの仕度をする、買い出しに料理にと、朝から晩までゴタゴタしていたりする
最終日の今日、つまり大晦日だが、やっと目鼻が立って各々の時間を持つことができるほどに手が空いた
外は雪が降っている
ちょうど昼頃から降り出してから2時間、窓から見える景色は真っ白になっている
ゆきは寝たいのを堪えて降る雪をぢっと見据えている・・・
雪が降ると、「あー!なんかヘン、いっぱい落ちて来るぅー」と言いたげに大声で鳴き叫んでいたのに、今年は静観である
確実に流れる時が、この子達にまで当てはまるという事をシミジミ感じたりする

もちもち

彼の仕事納めの日
一年の中で一番気の抜ける日でもある
この日を最後に、その年は早起きしないで済むからだ
それに、普段ひとりでいるはずの時間に誰かがいるというのも、どこか安心していられるようになる
・・・とはいうものの、彼は〆のお付き合いもあるので帰りは遅くなる
私はこの機会に、これ幸いと父のところに行った
行く道すがらスーパーに入っている焼鳥屋の弁当をふたつ買い
ついでに中華惣菜屋でも、フカヒレとモヤシの和え物を400グラム買っていった
昼飯を一緒に食べ、父がネットで買った空気清浄機の話でひと盛りあがり
そして、この日は陽のある内に父の家を後にした
向かったのは、先日頼んでおいた服の直し屋さん
白ベースの迷彩パンツを取りに行ったのだ
店には、年の瀬だというのに他にも客がいたりした
この前採寸してくれた店員さんの顔を見つけた私は大きく一歩進んで預けておいた物のお渡し票をその人に見せた
「あ、はいはい、」、そう言うと沢山ある紙袋の中から素早く一つ抜き取り、「こちらですねぇ、・・・着てみます?」
その言葉を待っていた私は、店員さんの言葉が終わらない内に試着室にあがりこみ、ベルトをそそくさと外し始めていた
そして、直していただいた迷彩パンツを穿き、鏡に映った姿を観て・・・うっとり、ではなくて
さすが、プロの職人さん、穿いた感じも見た感じもイイのである
「職人さんにだいぶ頑張ってもらいました」
まさに、その言葉のままだった
大感謝である

その店を出、さあてもう家に帰っちゃおうか、というには、ちと早い時間だったので、その足で電車に乗って上野まで出た
また、上野である
(イイじゃない)
(好きなんだもん)
さて、着いて驚いたのは人の多さである
ゴッタガイし過ぎなのだ
当たり前である、年末もイイとこアメ横は満員電車並だ
人の波をかき分け進むという表現がぴったしである
あんまり多いものだから、歩いていくにもつい声が出てしまったりする、う〜ん、とか、あは、とかね
髭生やして帽子被ったオヤヂが、なんか声出しながら歩くのは不気味だったに違いない
でも、それくらい押されて声が出てしまうのである
結して、意味もなく一人盛り上がっていた訳ではない
まったく進まない状態で10分ほど揉まれただろうか、いい加減アホらしくなったので得意の線路下へ逃げ込んだ
そこは年末の買い物とは縁の無いものが売られているので人も少ない
売る側もそんなことを承知してか、いつものうるさい呼込みもパワーダウンしているようだった
「いらっしゃい」、こんな時にご苦労様、という感じである
もし、上野のアメ横で人ごみに飽きたらココがオススメである
でもまぁ、そんな時に行くこともないだろうが…
私はそのまま線路下を突っ切って昭和通り側へと抜けた
・・・人の数が違う、はるかに歩き易い
各々のテリトリーが保たれているので、しっとりとした年末みたいな様子を感じたりしていた
それからは、ぶーらぶーら歩いて御徒町付近に着き、ふと、頭に浮かんだのは最近よく行っている「〜〜軍払い下げ」の店
ちょうど紺のテカリのあるジャケットがあればイイなーと思っていたので、ふらり行ってみることにした
ここは一部熱狂的な客層が目に付いたりするお店である
普段着には売っている物そのマンマを着ているような方々が来るのだ
この日も、最低上着はナントカ軍仕様で穿き物もドコドコ軍のものだりする方が多いのも特徴的
その中でもピカいちに目立っていた方がいた
背丈は180辺り、きっちりと固められたヘアースタイルは往年のCOLTに出ている俳優さんのようである
そして、驚くのは、その足の長さだ
腰の位置がいやに高いのである
私のあばらの下辺りまでもあるのだ
そして、腰が高いばかりではなく、イ〜イケツをしている
ケツ一面がぶ厚い肉で被われていて締まりがあり・・・思わず手が伸びそうになる・・・失礼
さてさて、私のお目当てはテカリのある紺のジャケットである
ずらり並べられた各軍の防寒服なのだが、紺色となると限られているようだ
そして、私が試着しようと手にしたモノは某国の空軍用ジャケット2種
ひとつは春秋用らしく、一方はまったくの冬仕様で、襟に化繊が分厚く縫いつけられてあった
ここの店の方は、なーんとなくとっつきにくい
でも、どーしても着てみたくなったので、あのっ、これ試着してもイイ(で)すかー、と言ってみた
「・・・あい、イイっすよー」、・・・返事が来るまでちょっと間があったのでドキドキしてしまった
私は少し高揚した顔を、手にしたジャケットで隠しながら鏡の前まで小走りで行ったりした
そして、買ったのは春秋用だ
冬用の襟が、どうにも野暮ったく見えてしまうのである
袖の感じは冬物の方が断然好みなのだが仕方がない、お買い上げ
「ありがとうございました・・・でえ、」
えっ、ナニ?!
咄嗟に頭の中で叫んでいた
「あのぉ、サービスでぇ、独軍のセーターかバッグ、プレゼントになってるんすけどぉ、どちらがイイっすかねぇ・・・」
私は、そんな話振りを見て拍子抜けしてしまった
それからは和気藹々、どちらがイイのか、その物について質問したり答えてくれたりで楽しかったりした
イイ人なのである
結局、考え抜いてバッグを選び思いのほかの大荷物になり、薄暗くなった上野の町をほくほくとして後にすることにもなる
それは、私にとっても新しい年末の光景となった



さあ、これでおぢいちゃんでする更新は最後になる
新しいPC君が昨日届いたのだ



おぢいちゃんでする仕事は、データをバックアップし預けられるファイルは預け、このページ、今年最後の更新をすることだ



6年共にしたパソコン、通称「おぢいちゃん」
途中、父の家に行ったり、私の入院で離ればなれになったこともあった
退院して、モニターを見続けるのに四苦八苦していた頃
現実の社会と係りを持っていられる実感を持たせてくれたのも、おぢいちゃんだった
やがて、自分の経験を元にサイトを立上げ、慣れない更新作業や画像の処理にも付き合ってくれた、おぢいちゃん
私が先に進むために、ご隠退いただくことになった・・・
なんとなくだが、感無量、そんな言葉の意味も解るのは、やはり、おぢいちゃんのおかげなのだろう

ありがとう、おぢいちゃん
お疲れ様、これからはゆっくりしましょうね
言葉には出ない、気持ちで通じるお付き合いがてぎたことに、心からの大感謝っ、である



2004年12月31日 午後 4:25:17
おぢいちゃん隠退の日




25日



今日は彼と出かける日である
先日届いたミシンでネコたちのケージのカバーを作るためにその材料を買出しに行くのだ

朝飯は彼が買ってきてくれたクロワッサンとショコラにヨーグルト
ネコたちとジャレ合いながら食べていたら、あっという間に時間は過ぎ
慌しく薬を飲んで家事を済ませ、心持ち焦って家を出た

材料の買出しには、ある手芸専門店に行く事にした
卸値で買える店なだ
しかし、そんな安い店には人も多く、特にこんな年末では大層な混雑を予想してしまう
彼は品定めをする時に、人の熱気や売り場の暖房の事も考えて薄着の重ね着にし、私は薄いニット一枚と革ジャンを着ていった
ケージのカバーにはキルティング地を考えていたので、その売り場に行く
途中、各階の様子を見ると案外人は少なく、暖房もそれほど強くなかった
休みになった土曜日なのにおかしいねぇ、人がいるところに人がいないと逆にいてほしかったりしてしまう
さて、目的のキルティング売り場だが、その数たるや見ただけでお腹いっぱいになった
床に転がっている反物や無造作に積まれている反物、ひっくり返ってどうにでもなれというふうな物まで、下から上まで全部布なのである
「何色がイイ?」
彼に訊かれて速答えたのは、明るい色
とは言っても、半ば溜め息である・・・どれから選ぶべ
今あるカバーは紺地にゾウのカワイイ絵柄がある生地なのだが、イマイチ暗い
パッチンで留めているので使い勝手もあまり良くない
なので、前もって寸法を採り、どうやって使いやすくするかなど考えておいた
ぐるっとケージに被せた後、紐で結ぶ
これが一番!
ということで、色
彼はどぎつい蛍光色を指差す、私は白っぽい色を選んだ・・・合わない
イイよ、好きな色でイイよ
私が折れることにした
でも、この時は彼もなんでか引いて、私の言った色を選んだりする・・・ま、イイか
選んだのは白地にラメのような光沢のある生地だ
それを6メートル、ネコ5匹の住まいに掛ける物とになるとそれくらい必要になるのだ
そして、ふと目にとまった、布にビニールコーティングをした生地
七色のギンガムチェックがなかなかイイので、それを1メートル買ってテーブルのクロスにすることにした
これでお目当ての物は手に入れることができた
ので、次は順繰りと一階一階見る事にする
まずは、ミシンまわりの備品を揃えたかったので60番のカタン糸で白や黒など主要な色をいくつか選び
次には、革縫製用の糸、ジーンズの裾あげ用糸、ボビンなどを買った
どれも会員価格なので10%オフ・・・一人分の昼飯代が出るくらいの値引きになった
ホクホクである・・・
ココでちょっとばかり気になった事を残しておきたいのだが、この店の各売り場でよく目にした人
それは、おぢさんだ
どこの買いに行ってもウロウロして、ぢっくりと品定めしているのはおぢ様なのである
目的の物なのか、売り場の一角に立ちすくみ、ぢーぃーっと一点を見つめ、なにやらぶつくさ言っているのだ
「・・・これはぁ、・・・かなぁ」
ぶつぶつと言う姿はホントに真剣そのもの
品定めというよりは、モノの構造を探る職人のような眼差しだったようにも思えた
なかには、私達のように男二人で来ていらっしゃる同じ匂いプンプンの御仁も居たりして
随分開けた世の中になったものよ、などと感慨深くなり、うんうんとうなずきながらその店を後にした



それから昼飯をさっと済ませ、向かったところは・・・上野、「やっぱりっ!」と言われるのは承知の上
今自分の中で巻き起こっている上野センセーションには勝てないのだ
どうしてか、足が向かってしまう上野
人情までもいかないが、慣れ親しんだように感ずる人との関わりを持ちながら買い物したり冷やかしたりできるそこは、私にとって居心地がイイ場所の一つになっている
「またぁ〜??」
・・・彼にも言われてしまったが、まあまあまあまあなどとナダメ、師走のゴッタガイする上野の町に紛れていった







26日

この日もまた大掃除、そんなに汚い家なのかと思われてしまうはずである
そう、汚い
何故かという理由はあったりする
それは、建ててから一度も拭かれていない窓のヘリがあったり、何年も手付かずになっている押入れがあったり…
ちょっとしたホラーハウスといっても過言ではないのである
今日は洗面台下の整理棚をきれいにするらしく朝から彼は息巻いていた
「うんっ、うんっ、」、というナントも言えない呻き声が響いていたりする日曜の午前
私はいつもの家事を一通り終わらせ、彼のお手伝いをすることにした
しかし、仕事の速い彼は拭き掃除まで終わらせて残りは出した物を収納するばかりになっていた

こんなにテキパキできるのだから、普段からすればイイのに
私の心の中の声である

それからは、あっという間である
ほいほいと並べれば、はいっできあがり、てなもんだ
掃除が終わり、彼が非常な空腹だとネコ並に訴えるので、私は有りモノで炒飯を作った
それを二人して一気食い、岩下のピリ辛キュウリをつまみながら、大掃除も仕上げだね、などと話をしたりしていた

そう、イイ加減にしてくれないと死ぬまで掃除しそうな勢いなのだ
仕事場では、今年の掃除日程などというエクセルファイルを作ったりする彼
家事は私よりできる
・・・主婦は一家に一人というのは、言えている

午後は、今流行りの「24」と、今更ながらの「マトリックスリローデッド」を観た
24は彼の好みではないらしく途中で観るのをやめてしまった
マトは彼の好みだったようで終いまで観ることができた
マトリックス
その答えが出るのは、「レボリューション」なのだろう
相対する存在をどう扱うのか、次に観られる時が楽しみになった

この日は映画などに集中したので夕飯も冷凍の中華丼の元に冷凍のご飯と岩下のピリ辛キュウリにインスタントの鯛汁にすることにした
なんでか、自分ではない他人に作ってもらった食事のような感じだった
人ンちの味、というのかな・・・・

そろそろ溜まったので、放出・・・

 
クリスマスイヴの夕飯
シャンパンも有り

ケーキは彼が作った

去年のプレゼントで焼くシフォンケーキが、

これなんかで

こんなになったして




・・・くんくん、

 イイ匂い


27日

朝刊を見た彼が驚いて私に知らせてくれた
大地震のことだ
・・・朝の5時
まさか、あんなにも被害が拡大するとは思ってもみなかった地震の第一報を知ったのだ
タイがめちゃめちゃである
それも、プーケットのパトン、ピピ島、どれも行ったことがある場所だった
パトンには一大ゲイの集う一角があった、そして学校や公園もあった、ファランという果物を店のおばちゃんといろいろ言いながら買った屋台もあった
子供がワイ(両手を合わせての挨拶)をしている像を買ったのもこの町だし、あまりの旨さに2日続けて行ったタイ飯屋もあった…
よく歩いていた場所が、あんなになっている様子
歩き疲れ入ったスタバなどは・・・柱だけしかない
新聞に載ったその写真には、ひどくショックを受けた

今朝は手に入れたPMPでラジオを聴くつもりでいた
10年前に去った然るDJさんが再び同じ時間帯で同じようなことをしている番組があるのを知り、聴きたかったのだ・・・
しかし、そこの冒頭でも地震に関するニュースがトップで紹介されている・・・
番組内でも内容を差し替えてでもアンダマン海に面した国の被害などを報じるニュースが流される
徒事ではない、時間を追うごとに拡大する衝撃に、まだ気付かないでいた自分がひとり、ラジオの前で佇んでいた

ここで、特にその内容については触れたくないので、これ以降は報道に委ねることにしよう
でも、心配なのは、確認の取りようのないタイで知り合った人々の安否だ
・・・みんな、大丈夫か、レオ、マナス、サディ、メーさん ・・・生きてるのかよ
ピピにいたネコの親子
海岸で遊んでいた犬達、あれで、お別れだったのか、会いたいよ

私は彼が仕事から戻ってからしばらく言いつづけた、またプーケット行こう!
ピピにも行こう!

絶対行かなくちゃ

行っても、イイんだよな・・・・

2004年12月28日 午前 12:05:17


21日



12月も残り3分の1だ
とにかく、してしまえる事はして、したい事もするようにしている
そうしないと時間と予定に圧されて楽しみが減ってしまう
今日はできるかぎりどしどしと予定をこなして、午後3時過ぎから4日振りの自主トレをした
毎日スレンダートーンでお腹ピクピクしているが、全身に渡る運動をするには時間が要る
そして、そのタイトなトレーニングを終えた後に風呂掃除をするが、なかなかイイ有酸素運動になる
腕を上下にスーハースーハー、右左にしてしゅっしゅっとパンプした体ですると効く



・・・柚子湯、いつもは二人ともシャワーで済ませる入浴を湯船にはった湯に柚子を浮かべて入る冬至
どっぷりと浸かりながら、柚子に楊枝をさして、そのエキスをにじませイイ香りで浴室のみならず、家中をそのスッキリとした匂いでいっぱいにするのだ
この日は、カボチャを食べると風邪をひかないというので、夕飯の献立に加えた



ネコたちは慣れない柑橘系の香りが苦手なようで、目をしょぼしょぼさせていたりした




22日

初めて「Jupiter」を聴いた
良かった

作詞:吉元由美 作曲:G.Holst 編曲:坂本昌之
歌唱:平原綾香

イイ歌詞だ
映画「アナザーカントリー」の冒頭でも兵士の死を悼んで歌われる曲である

午前中からいっそいで家事を終わらせ、なんとか待ち合わせの時間に間に合った
相手は、「Dirty you」のオーナー、Aki さんだ
今年の夏頃よりアメリカに留学されていたが、昨日より一時帰国している
「あ、もしもし、Aki ですけど、わかりますかぁー?」
もちろん、忘れるわけない
日本に着いてからすぐに連絡をくれたらしい
・・・どこか、伺うような声の調子
以前よりもがっしりと何かをつかんでいるかのようだった・・・

実際に間近に会い、そして、握手をした・・・大きくなっている掌
確かに、自分のものにして来た経緯を感じられた
それなのに、手応えを得ていないみたいな話振りに、私は、「Jupiter」を贈りたい


何について自信を持つのか、人それぞれなのだろう
だからこそ、在る意味がある
きっと、イヤな事や認めていない事に求めている答えがある気がする
以前、私が言われた言葉だが、できれば忘れないでいてほしい・・・
ある程度の自分の尺度ができた時、常に自分自身に問いかける姿を信じられるはずなのだ


何ヶ月振りかに会ったというのに、まったくその期間を感じることなくいる事ができた
気持ちが粉々になるほどに気を使うその人、Aki さんに、私は心の底に響く思慮を見た気がする




23日

さて、いよいようちのおぢいちゃんPCに引退の影が忍び寄っている
その予兆は、愛用のマウスの故障から始まった気がする



ケロケロのマウス、お気に入りだった
退院してから1年とちょっと、おそらく副作用からする手の強ばりで物をつかみにくい時があった
持ったつもりでも落としてしまったり、思った通りの動かし方ができない頃
少しでも使いやすいように買ったマウスだった
それの動きがピタッと止まった時からである
ホームページビルダーを起動するとアイコンが消滅したり
開いた窓が動かせなくなったり
果ては、コピーができなくなった
ショックに3掛けというのかなぁ
トリップルショーック、だった

そんなこんな、パソコンを探しにネットを徘徊し、以前にも父のパソコンを買い、彼のパソコンも購入した会社のサイトを思い出した
マウスコンピューターである
驚くスペックと、ぶっ倒れる価格
私もそれに漏れることなく、ぶっ飛び驚愕のPCをセミオーダーした
内容は…サーバ並である
31日に届く予定なのだが、先程確認したところ29日に変わっていた
はやく、来ないかな・・・久しぶりに恋焦がれるような思いの只中を漂っている
そんなウキウキな日々を過ごしていた反面、カレンダーには予定がギッシリだった
未だに予定はいっぱいだ



今日、あるお届モノがあった・・・彼からだった
モノは、ミシン



銘柄は、ブラザー、Yo という雰囲気
近所の奥様からいただいたミシンが壊れて早数年、手で縫い物をするには目が利かず
生活レベルでの布縫製の必要性が請われていた真っ最中での登場になった
形の割には軽いそのミシン
名前は、「マービン」にした



糸通しやボビンに糸を巻き取る作業、上糸を幾重にも掛けながら、いざ縫う場面を想像してしまった・・・縫いたくて縫いたくて
試にボロ布をざくっざくっとフットコントローラーで縫ってみる
布送りも良く、思ったほど煩くないモーターの音を耳にしてなんとなく肩の力が抜けた気がした
それからは布巾を雑巾にしたり、タオル地一反物を切り刻み、フェイスタオル、雑巾、小雑巾、垢すりなどを作った



「これからは、なんでも作れるね」、そう彼が訊いて来た
これからの裁縫予定はネコたちのケージのカバーや履き物各種裾上げにあれにこれにと目白押し
それほどにまでも縫って何か作らないとやっていけない状態だったのだと改めて思った
生活にしろ、趣味にしろ、お金では手に入れられない価値もあるのだろう
いずれ、革も縫ってみたいと思っていたりする
自分にしっくり来る物はなかなか無いのだ
そして、この他にもお届モノが目白押しだったりする
パソコンもそうだが、それに付随するというか、必要の理も考えてのいろいろ…楽しみだ

今年の年末は時間を作るのに四苦八苦している
私用に公用に、一日24時間では足りない
・・・でも、限られた時間でできないという事は、そういう自分の象徴的な現われなのかもしれない
ひとつずつ積み上げるような性格が、たまに私にささやく
「自分のできる事から少しずつ」
あとどれくらいあるか分からない時間だが、ちょっとずつでも手応えを感じられるように進めていきたい


24日

イヴである
私は午前中から用意をしていた
ああでもない、こうでもないと考えながらいろいろしてみた
しかし、他にもすることがあったので、その二股状態での作業はなかなか切り替えがつかない

この頃、いただくメールのお相手の幾人かの方に、「感染不安者」という方が増えている
HIVについて漏れ知った情報から判断した上での不安を訴えてくる方が多いのだ
・・・感染不安者
新しい発想である
感染しているのではないかという不安を持った者、ということなのだろう
感染は、しているか、していないか
私の経験上、結果そうなったという事よりも、どうしてそうなったかを重要視される状況に憂慮していたりしたが
それは、特定の人に当てはめられるだけの事ではなく、ごく一般的な人々にも通じる事柄だったのである
・・・つらい

病気は、なりたくてなるものでは無い
生きていれば、いつどんな事態になるかなんて分からない
特に、知らない事であったり、自分とは縁の無いことであると思っていたりすると、つらい
何しろ、今でも世間体の悪い事(病気)であるという概念は残っている
それに、差別をされた者にも差別が生まれるように、その堂々巡りから抜け出すには、かなりの困難が伴ってしまう
・・・いったい、何が問題なのだろう

情報は、ある程度の認知度があれば解ってもらえる事がある
認知度
HIVについてはまだまだ、「特別な人がかかるイヤラシイ病気」
そして、「自分の身には関わりのない事」としての認知度が付きまとっていたりする・・・
それが、どれほどの正確さを持って知らせれているのか、旬を逃さずに現在進行形で進められているナマの情報として知らされているのか
疑問である

今夜は皆それぞれの夜を楽しんでいるのだろう
どうか、
どうかみんなに幸せが来るように、祈りたい・・・・



2004年12月26日 午前 1:56:35


17日

外来
感染症科


うちの方、寒いんよ

朝は随分冷えこんでいたのにもかかわらず、病院近くになると空気が俄然暖かくなった
着ていた物は2枚だけだったが、暑いことったらない
今年は革などを買ってたりしていたので、その出番をいつかいつかと待っているのに
この例年にない気温のおかげで未だジーパンにシャツとダウンくらいである・・・歯痒い
ついつい歩いてしまう私にとって、そんな格好などをしていると大汗の原因になってしまい
まったく季節感を感じられない
町中では、冬という時期だからといって無理をしないで薄着になっている方を見かけるが、さすがにTシャツでは歳に堪える
半パンなオヤジ様もいらっしゃるが、まだそこまでアウターラインを越える勇気がない
この日も、そんなことを考えながら何時の間にか速まる足を止められず、病院に着いた頃には息はあがって薄っすらと脇の下に汗を感じていたりした
はあぁーやれやれ、あっつい・・・
ダウンを脱ぎながら受付を済ませ、診察カードを窓口に出し順を待った
と思ったら、すぐに呼ばれ、まだまだ汗ばんでいる体でドアをノックした
失礼しまーす 「いらっしゃーい」
こんにちはー 「来たね来たね、でさ、・・・」
どこぞの飲み屋にでも行った気分だった
「話は…聞いてるよね?」 へ?
「あれぇ、聞いてない、ま、イイや」
なんでしょう・・・?
こんなやり取りから始まった診察だったが、主治医が言うには、とある大学への出張で一緒にお話ししませんか?という内容だった
診察の初っ端から盛り上がってしまった気分だったが、とりあえず検査の結果を聞き、次回の診察日を決め、再び出張話が続けられた
あれよあれよ、その言葉はこの日の事を言うのだろう
すでに病院スタッフの間で私は行くことになっていたらしい
「でね、今電話するからぁ、向こうの人と話してくれる?」 ・・・はいはい、
なんか、いつになく速い対応で息つく間もなく電話の前に座り、予定の日の詳細などを自分から訊いていたりして
ああ、なるようになっているのだなあー、などと思いながら相手方に、では、宜しくお願い致しますぅ、なんて言ったりしている自分がいたりした
一段楽してから病院のスタッフにお礼を言おうなんて思っていたら、「あら、○○さん、お昼食べ行っちゃったわー」
・・・、あ、でしたらオールオッケーでしたと伝えておいていただけますかぁ?
私もあまりの拍子抜けから、随分な事を居残りの看護師の方にお願いしてしまったりしていた
この間も、なんとなく汗ばんだりして、汗かき通しの病院滞在になっていた
ま、とりあえず、診察も終わったし、会計して、薬をいただいて、お腹も減ったし・・・?
これからの手順なんかを考えていた時である
診察、したっけかなー?
純粋に病院のロビーで考えてしまった
あれぇぇ・・・?

18日



午前中に仕事があったので、かなり忙しい朝の仕度になった
この日は彼も土曜出勤だったので互いに朝からすれちがい・・・ま、こんなもんね、なんて感じながらも
夕方に待ち合わせの約束をし、私は猛ダッシュで家を後にした
ネコたちは彼が寝かせてくれていた
一塊にしてみんなイイ子にネンネしていたりした…イイ子イイ子

昼過ぎだろうか、父のところに電話をした
昼飯を一緒にと思ったのである
1度目は出ず、2度目になってモソモソと出た、「うぃい」、まったくシャキッとしていない
それでも、腹は空くようなので久しぶりにランチをご一緒する事になった



行ったのは、ベトナム料理屋である
「俺の台所」のベトナムスタイルという店だった
最近できたばかりらしいその店は丁度イイくらいに雑然としてガラス張りの店内が明るく、アオザイのおねえ様達が新鮮に見えたりした



ここでは、しっかりと分煙がされている
下と上、タバコがないのは上である
イイ間合いのテーブルや落ち着いた色が目に入る店内
個人のテリトリーを大切にしている雰囲気がした
頼んだのは、フォーガァのランチセット
汁麺に春巻き2本とサラダ、おかゆにデザートにドリンクがついている
旨かった
久しぶりに味のするベトナム料理だった気がする



父も甚く気に入ったようで、「フォーっ何、驚くの?」、などというクダラナイ突込みなどをしていた
店員の女性はその駄洒落に笑ったりしていてお付き合いがイイ、「ハハハハ、驚いたりしませんよ、ちなみに、4でもありません」
・・・小奴、やるのである、一瞬の隙に突っ込み返したのだ
はぁあぁ、なるほどっ
つい私もガッテンッ!などと反応してしまったりした
そんなおつまみ漫談のようなランチを終え、私は服の仕立て直しに行った
父は昼寝をしてから服を見たいというので、終わり次第連絡する事にした

初めて行く仕立て屋さん、明るい対応で安心感を与えてくれた
「こちら、ですか・・・」
持っていったのは、白ベースの迷彩パンツだ
一番小さいサイズを買ったが、やはりアジア人には大き過ぎるドテブカ振りだったので直すことにしたのだ
股上をね、腿の辺りをね、裾はこんなふうに、お尻も…
注文のうるさい客である
「いろいろあって、むづかしいですねぇ」、正直に答えてくれた店員さんである
ココをこんなふうに、などと言っていても埒があかない、そう判断した私は実際に履いてみてもイイですか?と図々しく提案してしまった
「ああ、そうしてくださいっ!」
店員さんも、そっちの方が世話なくてイイ、という感じだった・・・
店の端にあった試着室でゴソゴソと着替えて、…それからが長かった
申し訳ないくらい長かった
「ココをつまんでみましょうか・・・あら、まだブカブカねぇ。じゃあ、こっちも・・・あれ、まだユルイわぁ・・・」
薬が替わったとは言え、まだ3ヶ月とちょっと、そんなに速く肉がつくはずもないのである
副作用で落ちた肉の分、全体で身体に合った服を見つけるのも難しい
既製服で気持ち良く着るには、なかなか、なのだ
「こんなんでは如何?」
さすが生業にしているだけのことはある、見た感じも履き心地も俄然良くなる直しのピン止めだった
これでお願いしまっす、ちょっとだけ凛々しく言ってみたりしてから頭を深深と下げた
「できあがりは28日になっちゃうわーねイイかしら?」
もう文句など言えない
イイです、構いません、宜しくお願いしまっす!
また凛々しく言ってみたりして、店を後にした
金額は、まあ〜それなりだが、不要なポケットを取る代金をサービスしてくれたりして、優良店っ!(雨上がり風)、であるのは間違いない
28日の仕上がりには…何も言えないかな?

店に入ってから50分後、父に連絡をして一緒に服を見に行った
着道楽をしない父の申し出なので仕方がない
目的の店に着いてから、ああでもないこうでもないと言い合い、やっと決めた1本のズボン
この日の仕事のあがりから出すことにした
父が試着室から出てこない内に下の隙間からズボンを抜き取り、さっさと会計を済ませてしまった
裾あげも父の好みではなく、見た目と機能性を考え、私の申し出サイズにした
父のサイズでは、どう見たってツンツルテンで、いかにも貧乏たらしく裾の足りない感じが寒そうなのだ
今ごろ着ているだろう…
「やりやがった」
いつもより長い裾を見て、そう言っているに違いない


19日

今年何度目の大掃除だろう
今回は、彼の窓拭き&大鉢の移動である
奇しくもそれらは彼のお仕事になっていたので、私はそのフォローに回る
・・・結果、彼は筋肉痛
「あ痛、痛た、痛〜」
何かが足りない証拠である

おまけにだ、普段よりも彼の口臭がキツイ・・・臭いの
腹がしくしくする?とか、むかつく?とか、思い当たることを尋ねたがそんなことはないらしい
「虫歯かなー」、ボソリ言った彼
歯茎も赤くなっていないし、その線強しである

そして、今日20日
彼は仕事の合間を縫って歯医者に行った
携帯が鳴り着信を確かめると、口臭電話?いや、公衆電話からだった
すぐさま彼の携帯置きを見遣ると、ポツーンと残された携帯電話がそこにある
彼もそれなりにお口のことが気になっていたのかもしれない
「歯医者行ってきた、小さい虫歯があるくらいでなんともないって」
良かった良かっただが、それではあのニオイの元はどこから来たのだろう
しばらく料金がかさみながらも原因について話し合ったりした
「・・・オヤヂ臭?」
自ら半ば認めた発言をした彼だったが、あれは身体から出るもので口から特定して出るものではないのでは?
そんな結論にいたり、とりあえず虫歯の治療をしながら様子を看ることになった

ニオイはなかなか言い出し難いものである
私もいざ言うまでにそれなりに悩んだりした
どう言おう・・・、今日、ナニ食べたの、かな、歯、磨いたの、にするかな・・・
そんなこんなで2週間、なんとも言えない歯痒い時間を過ごしていたりした
でも、である
言ってみないと判らないものだ
言ったことで本人も気にするようになって医者に行ったのだ
結果オーライとでも言うのだろう
ちなみに、明日からしばらく彼の歯医者通いが始まる
これもまた良し、「善き哉・・・」、千と千尋、に出てくる、くされ神の科白である
・・・そういえば、くされ神の息って臭そうだったなぁ・・・・
うちのおくされ様もいずれ浄化の時を迎かえる日が来る、そう信じることにしている



2004年12月20日 午後 12:03:00




北風が強くなった
南中する三日月の影の部分が暗く目に映っている



先日、彼宛てにお歳暮が届いた
「…詰合せ」
重さからすると、飲み物であることは確実
彼の帰りを待って、届けられた箱は、しばらくネコたちの爪研ぎにすることにした
うちのネコたちは、箱が大好きだ
特に、ダンボールなどで届いたギフト系大箱が好きである
一匹一匹代る変わるニオイを嗅ぎに近づいて、何も危害が加えられないと判ると、いざっ、バリバリと引っかくのだ

それから何日かした、つい先日、また彼宛てにお歳暮が届いた
ちょうど「アタックナンバーハーフ2」を観ていて、きやっきゃとハシャイでいる時だったので呼び出しのベルにも気がつかず
大騒ぎして観終った後、再配送していただいた
「…詰合せ」
重さからすると、また飲み物であることは解った
そして、宛名を見れば、沖縄の女将からであった
オリオンの詰合せである
タイヘンだ
この2度のお届け物の内訳は、ビール
何本かのジュース以外、全部ビールである
にーふぇでーびーる・・・などと、駄洒落を言っている場合ではない

昨日は仕事もあり、彼の仕事場の近くで待ち合わせをした
終業も間近なロビーには人影も疎らで、並べられたソファには誰も座っていない
そこに、ヨッコラショと言って座った・・・奥行きがありやや堅めである灰色のソファは座り心地がイイ
彼に、「1階ロビー居」、というメールを送ってホッとすると、いつのまにか首が前に倒れ寝てしまっていた
・・・はっ!
として、起きると足を組んだままの姿勢で20分位いたのだろう、足の感覚がなくなるほど痺れていた
うげげー
静かに足を降ろし、おーおーと静かにうめきながら、ふと、人に見られている気配を感じたと思ったら
運悪く彼がエスカレーターに乗って降りてきている所だった
痺れを切らした足は何も無かったようにすることにして、私はニコッと彼に微笑んだ
エスカレーターを降りてこちらに来る彼、その左手には大きめの紙袋を持っている
「来た来たっ、重いのっ!」
ん? ・・・はっ!
その袋の中身は、八海山一瓶
・・・
職場で直渡しのお歳暮だったようだ

うちの、通称ワインセラー(洗面所の下のこと)には、これまで届いたり貰ったりした酒であふれかえっている
ほかにも、ジンやらワインやら泡盛にリキュール、酒だらけである
嬉しい悲鳴を通り越し、日割りでどう飲み切るか計算している真っ最中だ
そんなに、うちは酒呑みだと思われているのかね
さすが、年末年始
師走も内臓にまで来ているのか



水仙が満開だ
一斉に揃って咲いている
しかも、非常に香りがイイ
花数も多い気がする



えー
また、通販で買い物をしてしまった
ショップジャパン
ものは、「トゥルースリーパー」
低反発のマットだ
今回は、それにセット販売で枕がついてくる
シーツも揃ってやって来るので、至れり尽せりだ
届いたものは異常に重かった
ダンボールから引きずり出すのにも一苦労だ
出してみると、ドでかいロールケーキのよう



そして、感触は・・・むにゅっとしている
弾力のある脂肪のような感じだ
それを彼と2人で伸ばしながら広げ、シーツを包ませして、やっとベッドの上に敷くことができた
・・・さっそく、試寝
くちゃ〜と沈んでいく感覚に声を出してしまう・・・
枕も同じ感じらしい
季節柄、なんとなく保温もするようで温かい



ビリーを乗せてみたが、乗った場所から動こうとせず、ぢっとしていた
そしてだ、実際に幾晩か寝てみた感想だが、イイ
まず、横向きになった時の感想だが、肩が痛くないし首もあまり動かないので寝つきがイイ
それに彼が言うには、寝ている間はイビキが減ったというし、寝起きもすんなり起きてしまう
以前は、いざベッドに入っても肩が邪魔をして寝つきでも寝起きでも体が痛くなっていた
肩幅があると、首もヘンに曲がったようにもなってしまい頭を置く位置が定まらず、寝ている間に何度も動き回っていたようだが
今ではそんなこともなく、深い眠りにのめっている
そして、一番変わったのは、はやく寝たいっ、そう思うようになったことだろう
睡眠時間はそれほど変わっていないのに、寝ている間の充実度というのだろうか、どっしり寝られるのだ
「スレンダートーン」に続く、テレビコマーシャルを観てそそられ買った「トゥルースリーパー」だが、買って良かった
「買って満足している」というアンケート結果そのものになっていると言っても過言ではないぞ、ホント言い過ぎではない気がする

2004年12月16日 午後 11:27:27


11日

今日は出かける日である
なので、土曜日でもちょい早めに起きた
下の部屋に降りてまずするのは、窓の全開
がらがらがらとガラス窓を開けた瞬間、朝起きたのだーという実感が沸く
季節がら、その時に折り、ちがう空気の質も気持ちイイ
一晩篭った部屋の換気は、イイ気分転換にもなったりするのだ

ネコたちにご飯を食べさせ、次に人の分を終えると薬が待っている
あれとあれとあれとあれ、ひとつひとつ確認しながら一気に口に放りこんで水を飲む・・・
飲んだ
これで毎日の決め事の一つが終わる
食直後というルールは消化のための時間を持つには、ちと急いている気がする
飲んだ後すぐに、休んでいる間もなく動いてしまうからだ
自分にとって朝食後のゆったりとした時間を欲しがるのは贅沢なのかもしれない
気質がそうさせるのだろう

家を出たのは正午を随分過ぎてからである
昼飯を食べていなかったので少し心配になりアミノ酸ゼリーを一気に流しこんだ
彼に先に飲ませ、残りを絞る取るようにして胃に流しこむ
はぁー、飲んだ
これで脂肪燃焼バッチリだ(彼ね)
あまりに腹が減ると低血糖を起こしてしまうことがあるので、私は空腹感を最低限で留めるようにしている
もし、キャンディや他、食べるものを持っていないとタイヘンな事になる
ふら〜っとして来るとマズイ
冷や汗が出て立っていられなくなる
そうなると、とりあえず何か口にしないとマズイ事になるのだ

さて、そう言いながらも結局昼飯を食べたのは午後3時過ぎになってしまった
途中駅で電車が止まり、しばらく不通になっていたからである
電車が動かない事には行きたい所にも行けない
私はとりあえずおにぎりとお茶を買い、待っている間に彼と食べることにした
彼は慣れないブーツを履いたため足に靴擦れを起こしていた
「アタッテル、イタイ、アルケナイ…」と念仏のように繰り返す彼なのでバンソーコーを買い
ホームのベンチにドッかと座り、脱ぎ履きにタイヘンな靴を脱いでベロリと皮が剥がれた足首にデカ目の一枚を貼ったりした
もうこれで一安心だ
ため息が出る思いである・・・
すきに空いた腹にコンビニのおにぎりは利いた
食べたのはイイが、余計に腹が減ってしまったのだ
そんなこんなの遅い、いや、おやつのような昼飯はいつもの蕎麦屋で食べた
大盛りふたつ
時間も時間だったので、また大盛りになった
頼んでからほんの数分で出された蕎麦は旨かった
やっぱり蕎麦は冬だね、そう言いながら私と彼は口いっぱいの蕎麦に大満足だった
冷たい蕎麦がコリっと堅く歯にあたるアノ感じ、味や匂いだけではない食の楽しみは今なのである
蕎麦湯もたらふく飲んで、気持ち良くご馳走様と、暖簾を後にした
腹が満たされてややせり出たせいなのか、彼が足に続きチビチビと言った
「なんかね、ジーパンが落ちてくる」
買ったばかりのローライズのジーパンにベルト無し、歩けば歩くほど落ちるらしい
かたち的にそういう作りになっているので無理もない
「ベルト見に行こ」
今年の9月に行って大のお気に入りになったもう一つの革屋さんに行った

季節ごとに商品は入れ替わるものである
その店も9月に行った時と置いてある物がかなり変わっていた
ベルトをメインに並べていた店頭には革の上着類がごっそり押し並べられていた
私と彼はベルトを念頭にしていたので、うっかり目当ての店を通過してしまった
探しても一向に見つからないお気に入りの店
ホントわからなかった
多分あるだろう辺りを2往復くらいしただろうか、彼があっと言って足を止め、とある店の店主に頭を下げた
よく見ると、革だらけの衣類の隙間にベルトが覗いている、その間から、そう言えばっ!という主の顔があったのだ
良かった良かった見つかったぁ
私と彼、そして店のご主人と笑い合ったりした
「つい通りすぎちゃうお客さんもいるみたいでね、見つかった時にはおんなじ事を言うんですよ」
呑気である
ご主人自身も、「おれって商売合ってないんだよなぁ…」などと言う始末
この日も彼のベルトを見ながらも私は自分の欲求に駆られてしまい
何重にも吊り重ねられたベルトの滝をかき分け、ある1本を見つけてしまった
バックスキンにまた裏革を使い、それを縫い付けたアンティークベルト・・・
バックルも金色で惚れてしまった
サイズを見れば、34
自分サイズなのである
ホントは黒を探しちゃったりしていたが、まぁ、イイのだ、ホレタ弱みである
彼が見つけたベルトは、黒地に銀の金具がいっぱい付いたウエスタン調、端から端まで金具でビカビカ
「こぉれはかなり効いちゃいますよぉ」、店の主が吹き出してしまいそうな売り文句を言う
「○○00円でイイですよ、」、値札とはかなり違う金額を口にすると、彼は即決
「これ、いただいていきます・・・」
「・・・」の間、彼のトキメイタ気持ちが側にいて感じられたりした
そして次、私である
これ、イ〜イですよね…
見つけたベルトを手にしてシミジミ言ってみた
よく見れば値札の付いていないベルトである、押せる、のだ
「よぉく見つけたね〜、なかなかイイじゃなーい、・・・4000円でイイっすよ、」
私はちょっとだけ間を置いた
・・・うーん、渋る振りである
これ、いただきますっ、いつ口からその言葉が出てもおかしくないのだが、ぐっっと堪えて相手の出方を待った
「・・・バックルはそれでイイの?」
ふふ、食いついてきた
そう、金色のバックルには若干汚れがあったのだ
なんとなーく気にしている素振りをした私を察知したのだろう、「これぇ、付けるから、」
引出しから銀のバックルを取り出してのセット販売である
ニクイっ!
これには私も折れた、御亭主の微妙なやり方に満足して手を打つことにした
彼は買ったモノをそのまましていくことにして落ちないジーパンと真新しいベルトを手に入れ
私は久しぶりに身悶えするようなベルトに出逢い、大満足でその店を後にした



待ち合わせの場所
それは、浅草雷門前交番
待ち合わせの時間は、午後5時
ちょうどくらいに着いた私と彼は、待ち合わせの相手を探した
八兵衛さん八兵衛さん、Hiroki さんHiroki さん・・・、いたいた
ガードレールに腰掛けているのを発見した
八兵衛さんは旦那様とご一緒、Hiroki さんはお一人
私はすすすっと擦り寄り声をかけた・・・
それぞれ一人ずつ顔を見て、挨拶みたいな事をして、・・・すこしホッとした
八兵衛さんは、薬の副作用に翻弄されているのを知っていたので心配だったのだ
・・・思ったよりも元気そうだった
そして、Hiroki さんも元気そうで安心した
今回は、言い出しっぺがいる
それは、ゴジラだ
私はまだ来ていないゴジラを探しに彼をそこに置いて雷門辺りをウロウロした
・・・いた
柳の下、風に揺れる枝の間にゴジラがいた
「もん、寒いぃ」
その風体に似つかわしくない言葉を吐き出した
私はなだめるようにしてゴジラを連れて、皆が待つ場所まで腕を持って引きずっていった
今回は、ゴジラ発案の、「忘年会とは言わないけれど、小ぢんまりとお食事したーい会」なのである
年の瀬も迫ると毎年そんなことをしたがるゴジラちゃん
待ち合わせた人達を見た顔は安心したようでもあった
とりあえず、行く予定にしていた店へと急ぎ、それから閉店まで食べては飲みして時間を過ごした
「今日は飲むぞーっ、アンギャー!(怪獣だから…)」
そう言っていたゴジラ、いつも口の割に・・・なのである
食べているようで食べていなかった
やはり体の事が気になるのだろう



それなりの人数では何かが途切れる事もなくズーッと続きっぱなしになる
最初から終いまで話し続け食べ続け飲み続け、食べた分はしっかり消費した感じだった
店を後にしてからも冷たい風が吹く仲見世通りの真中で何かを惜しんでか
立ったまま、しばらく取りとめも無いことを言い合っていた・・・そして、それぞれの帰路へと着いた訳だ



2人で、1人で、行く後姿
足取りはどうであれ、それぞれの生活があるのだ
1人1人の成り立った人生があってこそのイイ付き合い
私は、この方達に会えて良かった

師走に吹きつける風を厭わずいられたのは、みんなに会えたからなのか
それとも今年買ったおニュウの革ジャンのおかげなのか

何にしろ・・・今生きている事実に感謝したい

ありがとう


八兵衛さん撮影、「ココよ、ココ」


12日

またまた大掃除である
今回は台所の流しの下とガスレンジ下の整理…ついにやって来たソコの掃除なのだ

私はゴキブリが嫌いだ
小さいモノから大きいモノまでキライである
そして、コイツらの卵などは悲鳴をあげてしまうほど、大嫌いである
・・・思い出しただけでも、気分が悪くなる…オエっ
私は取りたてて掃除がキライというわけではないが、殊更しばらく掃除していない水まわりの掃除には警戒網を敷く
だって、ゴキブリが出て来たらヤーじゃんっ!
でしょ?
そうじゃない??
・・・そんな心の声はおく面にも出さず、さ、始めよ、さらり彼に言ったりした
でも、内心ドキドキ
いつ季節外れの油光した茶色いのがノソノソ出てくるか気が気で無い
でもね、虫なら逃げればイイし、彼が獲ってくれる
これがもし卵だったら…あ゛〜〜〜っ、やだっ
でもな、彼はゴキブリ獲ると見せるんだよなー
ネコじゃねーっつうの!
獲物は見せんでイイ
「ホレホレホレっ」、ティッシュでつかんで見ろ見ろと追っかけやがる・・・年甲斐も無いょ、まったく、ねぇ?
知らずと腰が引けていた掃除だったが、ゴキラの出没もなく無事キレイになった
何がどこにあるか見える収納はイイ
無駄がない
これでひとつ年を終えるための仕事が片付き、順繰りと年の瀬らしい日常がやって来るのだ
掃除もあと少しだし、あとは御節に餅つきである


13日

今朝は朝も早よからカレーを作り、ラズベリージャムを作った
5時に起きて、まずはプロティンを飲む
おいしいココア味、ココアその物のような栄養源で美味しい・・・ふふふ
私は密かにそれを飲むのを楽しみにしている
別に、こっそりと隠れて飲む訳ではないが、My favorite というか、お気に入りというか
早起きした自分へのご褒美みたいな感じ
大げさである

午前中
2階は9時前から太陽がよく入り温暖化していく
ぬくぬくして、ぽかぽかして、そして、暑くなる
そんな部屋にいると、「太陽と北風」のように、時間を追うごとにドンドン薄着になっていく
今日は、自主トレの日
土日に溜まったカロリーを使う日だ(と、勝手に思いこむ)
朝晩とスレンダートーンしているのに、腹筋は欠かさず3種類して(腹筋好゛き)
腕から胸からできる限りコッテリしてしまった
終わった頃には太陽も真上辺りになっていて、部屋はかなり暑い
しっかり汗をかいていたりした
それにしても、この自主トレはよく続いている
途中に風邪などで何回か休んだきりだ
思うに、元気なのだろう
そう、今年は元気だ
疲れたとしても休むことを忘れずにして、動く時と休む時のメリハリを付けるようにしてきた
そうすると、気持ちの切り替えも上手くいく気がする
動く時の集中も大切なのかもしれない
冬の2階の部屋でのトレーニング
身も心もスッキリである

夕焼けて来た空には見事に雲がない
色のグラデーションがあるだけだ
白んだ空も、濃い藍の色になる今晩、ふたご座流星群がピークを迎かえる
日付の変わるあたりの南の空には、1時間に50個ほどの流れ星が見えるそうだ
国立天文台では、今晩8時から10時の15分間にいくつ流星が見えるか報告するキャンペーンをしているらしい
もし、気に留めて南の空を見上げる事があったなら、天に何を願うか思案する人がどこかに見えるかもしれない
その人それぞれの願い、叶いますように・・・・



2004年12月13日 午後 5:16:23


今朝は朝からインスタントものを食べてしまった
渡鬼の「おかくら」、きつねうどんだ
幸楽シリーズは一応全部食べ、「ま、こんなもんかね」などと思っていた矢先
藤岡さんがおかくらの厨房でゴソゴソと何やらこしらえているコマーシャルに遭遇してしまったのだ
彼と買い物に行き発見したそのカップうどん、緑色をしていた・・・どこかのとは逆ですな
カップ物の鉄則として、お湯は熱湯を使うことになっている
なので、湯沸しポットを再沸騰させた
しかし、電気でいくら沸かしたとしても100℃にはならない
・・・朝だし、イイか
すこし手抜きの朝食も更に手抜きになる
うどんだから、4分くらいかな・・・、5分?!
そう、5分も待たなくてはイケナイらしい・・・
待つ間、ポットの上に乗っているさちこの頭を撫でたり、テレビの上で寝ているゆきを突っついてみたりする・・・まだ4分もある
ホットカーペットの上で伸び伸びになっているビリーの腹を踏んでみたり、あおいの口をヒゲを持ち上げて開けさせ、「笑顔」なんていうこともしたりした
・・・それでもまだ食べてイイ時間は来ないので、一人で走り回っていたナオミと鬼ごっこをした
きゃーきゃー言って喜ぶナオミだったが、私は腹が減っているのですぐにバテてしまった
そして、5分が経ち、フタをはがして、やっと手抜きの朝飯にありつけたのだ
味は、やや塩気が強い気がした
他は、ダシも油揚げも美味しいのではないかと思った
麺はぁ、改良の余地有りである
次にまた食べる時には、七味とネギ、そして、オカカなどをかけても美味しいかもしれない
ただ、麺は5分も待つとノビ加減が気になるので、やはり沸かしたての100℃で4分くらいで試してみたい・・・
こうやって、渡鬼マイスターへの道は続くのだろう

さて、今週食べたものが溜まっている
並びはランダム


鶏肉のラタトゥイユとパスタにカリフラワーのサラダ


鶏肉と玉ネギのパスタと人参サラダ

 
彼の大得意のお好み焼きとヤキソバ、似ている


もやし炒めと小松菜とシメジの和え物にソーキ骨汁


いくらドーン
いくらは筋子から作った
彼初めての自家製いくらである
非常にたくさんできるので、超おすすめ
魚卵好きにはタマランヨ!


次の日は、いくらの残りと春菊と牛肉の炒め物に韓国海苔


右から、ハムとワカメ、水菜にロケットとキャベツのサラダ
きんぴらと納豆に豆腐とロケットの味噌汁だ


そして、今日の晩御飯
椎茸とピーマン、ブロッコリーの芯にオクラのパスタ
+焼き鶏肉のマヨサラダ、美味だった

気がついていると思うが、1週間以上マットを変えていない
画像を観て気が付いてしまった・・・明日変えよー

金曜ともなると、なんとなく気が抜けている感じがする
彼の仕事も最終日だし、1週間のゴミ捨ても金曜で終わり
肩の荷が下りるようでもあったりする
次の日はゆっくり起きて、ゆったり朝食
ネコたちも早朝に起こされることもないのでぐっすり寝て機嫌が良くなるのだ・・・金曜はイイ
やっぱり気持ち的にも、そして寝る時間が増えると体のかゆみも少しだけ良くなる気がする
湿疹の腫れも随分と治まるのだ
やっぱり金曜はイイのである

明日は出かけることになっている
彼のクリスマスプレゼントを選んで、夕方には忘年会っぽい集まりがあったりする
天気もイイみたいだし、楽しい時間になるようにしたい

たまには、イイよね



2004年12月11日 午前 12:47:27




夜なのに空が紅い
どす黒い血のような色だ
今夜はかなり冷えているので暖房機器がフル稼動している
ストーブ、エアコン、ホットカーペット、電気代が気になる

窓から見える光景に星はなく、鉄塔の赤い光だけが目に映る



きのうは眼科だった
4ヶ月ぶりだったが右の目の炎症もあったので、ちびっとだけその事を気にしていたりした
予約時間ギリギリで着いた病院は、やはり風邪引きさんが多かった
目にする人のほとんどがマスクなどをしていた
どの方もつらそうである
検査待ち、これも案外つらい時がある
時間通りに行ったとしても、これでつまずいてしまうからだ
この日はたまたま人が少なく30分ほどで呼ばれた
検査室では3種類の検査をしたが、視力では両眼とも見えにくくなっている
検査をする方も、うーんなどとうなっていた
瞳を開く目薬をさし、待つ事30分
やっと診察にこぎつけた
カーテンの隙間から見える主治医はいつものようにして細々と何かを書いていらっしゃる
それから間もなく名前を呼ばれ、久しぶりのご対面をした、ごたーいめーん・・・ってね
「変わった事はない?、薬は変わったりしていない?」
いつもの質問がされるので
10日ほど前から右目に前のような丸い物が出てきて、薬は8月の末から、テノフォビル、云々・・・
その事を聞いた医師は目の中をライトで照らし、右、右上、真上と、8つの角度から私の目を覗く
次には、ポラロイドで網膜の様子を撮影
そして、今回は目の断面も見てみることになり、もうひとつの検査をした
それは、横から山型に目の様子を撮影することができる機械での輪切りである
私の場合、右目の炎症部、つまりサイトメガロウイルスがコロニー状になって網膜の上で巣食い、そのせいで丸く見えにくい形となって現れていたことがそれで判った
それを横から見れば、山の稜線のように凸凹としている形がくっきりと現れている仕組み
大きさで言えば、0.5ミリくらい
この炎症は様子をみるしか方法がない
サイトメガロはヘルペスウイルスのご親戚だ
私はヘルペスの薬にアレルギーがあるのでサイトメガロにも使えないのだ
「左にもかなり小さいけど同じ物が出ているから」
さらりと言うので、そんなもんね、と長年のお付き合いから察することができた
突然出た10日前に比べれば、丸い形も崩れてきている
色も薄くなってきているし様子をみよう、素直にそう思えたりした



さて、病院の後は人と会う予定が控えていた
サイトで知りっあった女性である
何度かメールをやり取りし、この日の病院の後でも会ってくれるというので一緒にお食事がてらお話しをすることになったのだ
私は最寄駅から電車に乗って待ち会わせ場所に急いだ
昼も12時を回り、もうすぐ1時になるという頃
メールで、着いたよー、と送ると地下鉄への階段辺りから一人の女性がにこにこと手を振りながら歩いてきた
「今日はどうもすみません、」
丁寧なご挨拶をいただいた
それからも一緒にいる間、その女性は終始丁寧に、的確に日本語を選んでお話しをされていた
「なんかドキドキして昨日は眠れませんでした、今それほどではないけれどドキドキです」
そんなことを言いながらも楽しい時にはお顔いっぱいに笑顔を迸らせ、なんとなく真剣な内容では真摯にこちらを見つめる
待ち合わせの駅に着いてから別れるまでの時間も精一杯に気を使ってもらったりしてこちらが恐縮してしまった

お別れする時に、「ちょっと待っててください」、そう言い残すと駅のロッカーの中に姿を消した彼女
数分も経たない内に戻られたその方の左手は紙の袋を持っていて、「ちょっと早いクリスマスプレゼントです」、そう言いながら渡してくれたりした
手書きのカードも添えられていた

私の経験などを話す間、熱心に聞いていたその方は真面目に悩んでいた
どうか、その思いが少しでも軽くなるように祈りたい・・・
その後のメールでも会ったお礼と私の体調への気遣いを前面に著していただき、より深くこの女性の幸せを祈らずにはいられない

明日は金曜だ
今週もそれで終わってしまう
時は金なりとは良く言う
何をしていても同じように流れ行く時間にはかけがえがない
人が一生にできることは高が知れているが、ただ思えるのは、
何かに対して真剣になっている時は、イイ時間を過ごしているにちがいない
そう思えるのだ



サイトを公開してから何人の方と知り合っただろう
そう、数ではない
私は会った方の中に自分を見ているのだ



2004年12月10日 午前 12:06:26


さっきまでガンガンに照り付けられていた2階が真っ暗だった

綺麗な夕焼けだった

以前、誰かに訊かれたことがある
「HIVに感染して変わったことってある?」
私は、感染した事が新しく増えただけで他には変化はないみたい、そう答えた
たしかに、毎日の薬や感染した事で出る湿疹や皮膚の異常、なにかと感染しやすいことはあるが大元の自分にはあまり変化はない
それより、変わったのは周囲の人達じゃないかと思う、そんな答えをした事もあった気がする
感染しているから、病気がちだから
気を使ってあげなくっちゃ
自分だけのことで言えば、それまでとはちがう、そんな気合を目にすることがあるからだ
それも然り、感染しやすいし、どこかいつもくすぶっていたりする時もある
・・・少し考えないといけない気がする



ゆっくりと歩きたい
感じるままに、自分のイイ速さで少しずつでイイから、ゆっくりと歩きたい
意見されても
潰されても
イイと思った事は忘れないでいたい
無くさないでいたい・・・
失いたくない



何かを壊され、あったはずの何かが無くなって
それで何が残るのか・・・
思いもよらない事実なのかもしれない

私は、HIVに感染しているゲイだ
それは事実
そして、他にも事実がある
初めて飼ったネコ5匹にメロメロ
音楽もいろいろ聴くし、国を問わず聴く
映画や芝居が好き
旅行も好きだし、料理もそれなりにできるようになったから好きな部類になるはずだ
それに・・・

それに

上手く行っていると思っていても、そうでもない時ってある
あとからわかる事がほとんどだけど、そんなこともあったりする

何度そんな事がやってくるのだろう・・・

それも事実なのだろう

大なり小なりという考えも大きすぎたり小さすぎたりして何かが見えなくなる

どれほどのものか判ってのことなのか・・・


時間が過ぎていく
いっぱいな時も足りない時も同じように過ぎて行ってしまった
もう少し時間が欲しい
あの時を取り返してみたい
あの瞬間の感触や温度をもう一度でイイから、自分の体で確かめてみたい

何でもないことがどんどん過ぎていく
貴重だったことが後から判る時間もあるのだな・・・・

2004年12月6日 午後 11:33:17


TBS「サンデージャポン」の番組中で、飯島愛さんがエイズについて話していた
2年続けてリボンキャンペーンのメインキャラクターをされている方だ
どうすると感染するのか
感染するとどうなるか
認識不足が故の題材を真摯に話されていた
私は朝刊でこの番組でエイズを取り上げることを知り、とにかくテレビのスイッチを入れて、いろいろしながらその時を待っていた

コーナーの中では、先日のキャンペーンの模様が流されていたりした
その会場である六本木ヒルズでは、トークショウ形式だろうか、イイ雰囲気だった

「検査をしてください」

「エイズとHIVってちがうのよ」
番組では、このことがきっかけとなり、正直な意見や深く配慮された言葉が飛び交う
私は、その様子にも感動したが、何よりもエイズとHIVの違いを話す飯島愛さんに心底感謝をしてしまった
嬉しかったのだ

「感染がわかってからのフォローはあるのか」
「献血を検査の代りに使うのはやめて下さい」、などなど・・・
具体的に公共の電波を使ってあれほどのやり取りを目にしたのは初めてだった

「みなさんも検査をしてください」

締めくくられるまで続けられたエイズについての話し合い
いつもとは違う今年の12月だった気がする

自分だけに限られたことなのだろうか やはり、感染して発症てしまった現在 何かが足りなかったり行きすぎたりするのかもしれない 個としても他からも、コレならOKという範囲を越えるらしい それに個人としての判断は、特に自分にはあてにならない

さて、自主的に張っていた世界エイズデーのキャンペーンは、このまま2週間くらいメインにしておく予定でいます
それ以降はこのサイトの中のページに必ずリボンを付けておきます
いつか、外すことができる時がくることを願って


私のHIVについての思い
どんな経路をたどっても同じウイルスに感染している人間は皆真剣に生きる事を見つめている
それが規範に合っていたり合っていなかったりすることはある
生きながら死ぬことを考えている場合もあるし
そうしなければ、生きていけない時もある

でも、たまに誰かが呼んでいる気がしてならない

悲しそうに寂しそうにしているその顔、愉しげに満足げに見える顔は表と裏を映し出す
少しだけ休めれば、温かく穏やかな陽射しを浴びられる時が来るのに・・・・



2004年12月6日 午前 12:00:04


今日は夕飯を何にするか、かなり迷い
言い出しっぺである彼の食べたいもの、カキフライになった



昼頃だろうか、「今晩何食べたい?」と、彼が昼飯の磯辺を食べながら訊いて来た
こんなとき私は逆に訊き返す
何食べたい?
めずらしくその質問に即答した彼だったが、「他には何食べたい?」と、余計なことを訊いてしまい
それからは、鍋にしよう、炊込みご飯にしようなどと次々食べたいものを言い合ってしまった
「・・・もうわかんない」
そう言った彼は、ネコたちと一緒に布団をかぶって寝てしまった
5匹と1人、ぶつぶつ言いながら布団の中でモゾモゾしているのだ
私はその間、たまったメールや書込みの返事をしていた



これはお菓子です
カキフライのカキを買いに行った時、スーパーで見つけた
中身は柿の種でホワイトチョコのコーティングがしてある
「ピリッとした柿の種とチョコの不思議な味」
そんな歌い文句だった気がする
これを見つけた時に売り場でびっくりしてまった
リトナビルにそっくりっ
体が固まってしまったりした
今までは、ゼリービーンズが良く似た雰囲気を出していたが
今日見つけたコレはそれを遥かにしのぐ一品だった
なので、買ってしまった

この1週間、少し気になることがある
それは、薬を飲んだ後、しばらくすると中途半端に鼻が詰まってくるのだ
それも左がなんとなく詰まる
たしかに、鏡で自分の鼻の穴を見てみると、右側が大きく左が狭い
指も右の方がスルッと入ったりする
鼻の内視鏡でも、左を通す時には医師がう〜んとうなっていたりした
このことから、左の鼻の穴は間口が狭く奥も狭い事が判る
見た目にも、若干だが右の小鼻が膨らんでいるように見える
20年ほど前だろうか、空手と少林寺拳法を習っていた友人が、「相手を攻める時、ぜったいにオデコの真中を攻めちゃいけないんだって」と言っていたの思い出した
なにやら、もしそこをエイッとしてしまうと真っ二つに割れてしまうそうなのだ
ほんとかよ、人間が二つに割れてしまうなんて思えない私は、心の中でナイナイ、と言いながらも関心有り気にうなずいたりしていた
人の体は左右対称ではないのかもしれない
脳にも役割があるように、体も分けられていたりするらしい
腕の長さや足の長さも同じではないし、腹筋の位置やお尻の垂れ具合もそういえば違っていたりする
個人的には、タマの大きさも左右一緒ではない
そのことが判った時はややショックだったが、別段ナニがどうしたということもないので、大きい方は大きいのだというくらい
・・・そんなもんなのだろう

雨が強くなったりしとしとしたりしながら降り続いている
夜中に聴く雨の音である
雨の音は、いつどこで聞いても同じように聞える
何かに弾けたりして聞える雨音だ
その一つ一つが集って水溜りや池になり、川となって海になる
それが蒸発して雲になり、落ちる機会に落ちる
その繰り返しで水は循環しているのだ
地球の上で続けられている繰り返し・・・
それを眺められている今の自分はどんな循環を経て今いるのだろう
その理由も解らず、今いる自分
その中にも水があったりするのだ
今聴いている雨と私の中にある水は同じ地球の上にある
いつかどこか、以前に私だった水とも出逢うのかもしれない

2004年12月5日 午前 1:16:34


ビリー

ラジオの出演が終わってからしばらくメール合戦があり、寝たのは午前2時過ぎだった

日付が変わる頃まで起きていると、さすがにお腹が減る
番組の方に、夜食を食べて頑張ります、とは言ったものの、あまりヘビーにしては体に良くない
何を食べるか・・・
作る気にはなれなかったので、手当たり次第に目についた物を口に運んでいた
飲み物は、ソーダ系を避けよう、と決めていた
なぜなら、もし放送中にゲップなどしては聴いている方々に申し訳無い
そんなプチ夜食ではあったがお腹もおさまり、電話がかかってくるのを待った
連絡をいただいたのは、放送にのる2分ほど前だっただろう
「曲が終わった後、少し簡単な話しがあってから本番ですので、」
段取りの説明の後、その通りに曲が流れフェードアウト、そして担当の方の声が聞こえ出す・・・
「日付が変わった今日は、世界エイズデーです」
淀みのない切り出しに私の心が動いたのを感じた
嫌味のない、馴染み易い口調でエイズデーの事が語られていった
ラジオで聴くはずの声が受話器から聞えるのがなんとなく面白かったりした
「以前にも4回に渡って来ていただいた k1さんです、今回は夜分遅くに済みません・・・」
それからは、HIVやエイズの話題をいろいろな視点から切り出されていった
ホームページの事、体調や治療について、薬に関すること、日本や中国の現状について
流れに任せ、という感じ、一緒にお話をしていたような雰囲気で終わった気がする
放送は、当初10分程を予定されていたようだが、終わって気がついてみれば20分弱に及んでいた
するすると引き出される会話、展開の速い話題、気持ち良く話しをする事ができる流れを作っていただいた
ただ、電話の音質が悪かったようでご迷惑をかけしてしまったことに心が残る

再度の機会を与えていただいた番組関係者の方々に、ここでお礼を申し上げます
ありがとうございました
深く感謝しております
そして、番組の発展を心より祈っております

・・・一感染者の経験が、これからの何かに役立つよう願って止みません


起きたのは、いつもの午前5時
慢性的に寝不足な私なので、首の関節を鳴らす程度の気持ちの切り替えで家事に勤しんだ
今朝は冷えた
ネコたちも動きが鈍い
彼は昨日からマフラーを巻いて出勤している
まだ耳あてはしていないので、まだまだこれから寒くなるのだろう

そして、ちょっとだけ気になることがあったので早々テレビの音量を上げて、各番組を簡単に流し観していた
やはり気になるのだ、世界エイズデーに関する事柄
どこかで取り上げられるのか、否か
ちなみに、昨年ではエイズデーのライブの情報が芸能コーナーで紹介されたくらいで、他は2、3の小さな特集があったほどだった
さて、家事をしながらホイホイとリモコンのボタンを押し、やや期待しながら観ていくが、ほとんど無い
唯一、午前中では、フジテレビの「特ダネ」の冒頭
司会をされている小倉智明さんがオープニングを少し変更して5分弱の長い間、エイズについて語っていた
感染経路や日本での現状など、忘れかけている日本のエイズについてお話をされていた
どれほど深刻で、どれだけの人が苦しんでいるか
苦しんでいる人は、たくさんいる
実に淡々と判り易く、しかも明朗に進められていた
私は彼の話が終わってから、心の中でお礼を言いながら頭を下げてしまった・・・
嬉しかったのだ

そして、今年はエイズやHIVを扱った番組がなんとなく目についた気がする
あそこにあそこにあそこ
昨年よりは多い気がした

今回で2回目になる同番組への出演や、今年になって初めて自分なりに参加してみた世界エイズデーを通して、多少なりとも感じたことがあった
地道に何かを続けることは大切、自分にできることから少しずつ始めてみる・・・
大々的に報道される事は少なくなったとしても、個人レベルでの継続にはそれなりの意味があるのではないか
何かに気付いた人は、自分も何かしなくちゃと思い、すでにもう動いてるはずだろう

日付の変わった現在は、もう12月2日だ
それなのに、私は次の年のことを考えていたりする・・・・



2004年12月2日 午前 1:08:23