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宵の口
そんな時間から呑みはじめ、いつになく清々しい朝をむかえた1日2日・・・
お相手は、Hirokiさん
「薬が変わってから宵越しするの初めてなんだ〜」
嬉しそうにも少し不安そうにも見える口切の儀式では、いつものように、エヘラ笑う顔がやや大人びて見えたりした
始発を待つ間も疲れたような素振りはなく元気そう
「なんか、元気・・・」
数ヶ月忘れていた朝のヒンヤリ感は、そんな気にもさせたのかもしれないね
「・・・ジム、行っちゃおーかなー」
さすが若いと違う
そんな発想、おぢさんにはナイネ
太陽が昇りきった頃、
いつもの帰り道をトボトボ歩く朝帰りのリーマンの背を眺めながら風に煽られて家路を進んだ
眩しく熱を帯びた朝の太陽
すっかり晴れた青い空に流される雲
まるで、ハワイの朝早い光景に似て、このままどこかに行ってしまおうかと思ってしまった
土曜の朝、寝静まった町内に響く自分のサンダルの音
カバンの中から鈴のついた鍵を引きずり出し、心もちそっと鍵穴に差し込む
いつもの、ゆきが出迎えてくれる様子もなく、誰がやってくるでもない平穏な家の中
自分の状態に気づく瞬間でもある
さっさとシャワーを浴び、布団を敷いて寝ようかな・・・
の前に、くすり薬
食パンと牛乳をかき込み、プロティンを振りまくって一気して
いつもの6錠を飲み込んだ
・・・ビリー
ガタガタしていた音に目を覚まされたようで、ぶつぶつ何か言いながら起きてきた
ただいま、遅くなっちゃったねー
「ああーん、あんあん」( 対訳 「こんな時間に帰ってきて、早くネヨー」)
頭を何回か撫でて、しばしコミュニケーションをとり
一日の始まりの風を嗅ぎながら、自分の寝息を遠くにして夕方6時まで記憶の整理に勤しんだりした
さて、今晩の品々
奥から冷しゃぶ、野菜スティック、トマトとチーズのディップ
「チーズで何かディップ作って〜」
彼の御希望に答え、寝ぼけた頭で作りました
材料
トマト 半切れ
玉ねぎ 超みじん切りを水にさらし絞ったもの1/16カット分
キュウリとセロリ スティック用のもの一本を超みじん切り
カマンベールチーズ 40gほどを小さくちぎる
体に脂肪がつきにくいオイルとオリーブオイル 半量ずつ
塩、コショウ、はつみつ
そして、
ブドウ ビアンコで大きいもの3粒を超みじん切り
隠し味に、醤油を2たらし
以上を、ボウルでよく混ぜ合わせて出来上がり
どーよ
夕飯をいただきながら、「菊次郎の夏」を観た
少年に投影された菊次郎の夏の一片を上手く作り上げた話だった
一人っ子である自分は、最後の橋を駆けていく場面で自然と涙が出ていたのに気がついた
一人っ子って、ああいうことってあるんだよねぇ・・
ああいうふうに考えることってあるんだ
そう感じると、何か痛かった胸のあたりから湧き上がってくるんだ
誰にも伝えられない、ほしいのに手が届かないような・・
9月になっていきなり秋が舞い降りた
時の流れと貴重な時間の存在に自分を忘れかけていた
理解を得られない出来事に苦しんでいる人たちへ
自分を信じることはできるよね
だから、
大丈夫
今は誰のものでもない
自分のものだよ
それを大切にしなければ他もない
しっかりと自分を見つめて、今ある時を大切にして
2006年9月3日 日曜日 0:03:29