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2002
New year's eve
今夜の夜空にうすい雲が西から東にかけてかかっていた
幾筋もある天の河のようで
壮大な感じがした
そんな空をナオミと一緒に見上げていた
オリオン座が見えたりしているので冬なのだとあらためて思える
私の目では、小さい星はまったく見えない
見える光は紺色の空にぽつんぽつんとあいた穴のようだ
左の胸にしがみつくようにしていたナオミが、あーんと一声ささやいた
きれいだねえ、と私が言うと
ウーンと、口をつむんだまま返事をした
抱っこしているナオミの手が、私ののど笛をかるく握っている
なんだか久しぶりに幸せな感覚を得た気がした
今夜が明けてしまえば、あしたは大晦日だ
掃除中に肩を痛めたようで、あまり動かせなくなってしまった
鎮痛抗炎症薬の塗り薬をたっぷりと塗った
肛門にも痛みが出ている
出血が続いていたが、ヒダ状に腫れてヒリっと痛い
ヘルペスのピークか、尖形コンジロームか痔か…
気持ちにも疲れが出ている
この過ぎていこうとしている歳、すこし余裕を持てたような気がする
ウイルス量は抑えられ、CD4は3桁をキープしている
薬も27錠までに減り、治療らしいことも無くなった
相次ぐ体調の変化にもうんざりしてしまうほど慣れた
Ced starsというホームページもたちあげられ、生きていく張りのようなものが私の中にできた
振りかえると思い出せないくらいいろいろとあったような気がするけれど
なんとなく忘れている…
さっき見えていた星、あとどれくらい見ていられるだろう
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